「自分らしく」と「アップデート」
「お父さんの歌声ってネバっこいよね、」
と、娘に言われてしまった。。
ニューアルバムを出したことに少々浮かれてしまってたのか、
うかつなことに娘に聴かせてしまったことを後悔。。。
ハイハイ、キミの言いたいことは分かってる。
今頃の若者バンドみたいに、サラッサラの声じゃないってことでしょ。どうせ。
やはり娘にとってはダサい声で叫んでバンドをやってる父が恥ずかしいようである。
とはいえ、自分は自分。
曲を伝えるためには、一番自分らしく歌わないとアカンっていう信念はある。
私は上手く歌うスタイルじゃない。言葉をぶつけることが自分のロック。
だいたい時代に合わせて何になる。そんな薄っぺらなもんくそくらえだ。
と、思ってるけど、一度思考実験をしてみよう。
分かりやすくなるよう、かなり大げさに言うと、こうなっている、ということよな??
さすがに岡晴夫ほどではないだろうけど、娘にとっては遠からず、ということだろね。
仮面ライダーの「変身」も時代と共にずいぶん変わった。
藤岡弘は「へーんしーん!!!」
菅田将暉は「…ヘンシン…」
時代を感じる差だ。
音楽ってのは自然に、というか勝手に時代を反映するもんで、狙ってやるもんじゃない。
だから歌い方を狙って今っぽく歌うつもりは全くない。
ただ、アニングスドラゴンは2020年代の現代のバンドとして現代の音楽を作り続けたいと思ってる。
それは「今っぽく」とかじゃなくて。常に自分をアップデートしていきたい。
上手く言えないけど、自分が感じている2023年を音にしていってるつもり。
ストーンズもアップデートしてた。
ストーンズのまんまで現代の音だった。
サニーデイサービスのMVのコメント欄に
「めっちゃ若いバンドかとおもったのに、オッサンだった」
ってのがあった。それはそれでやっぱり羨ましい。曽我部さん同い年なんだよねぇ。
ま、自分は自分のロックしか出来ない。
これからも自分らしさに磨きをかけていこうと思います。
けど娘に言われると軽くへこむわwww