SFオタクなりそこないの私
会社が忙しく、ちょっと前から激務の後に動悸がするようになってきてたんですが、
昨日は動悸が激しく、息が苦しくなってきて会社を早退してしまいました。
なので求人募集を出してしまいました。
バンドもだけど、会社も人手不足。誰かやりませんか。
バイトで募集出しましたけど、必要なのは正社員。
正社員登用のためのバイトスタートっていう感じです。くすぶってる若い方、ぜひぜひ。
早退して休んだらもう今は動悸はしなくなってひと安心です。
もう無理はしないようにのんびり暮らそうと思います。
だらだらしながら久しぶりに読んでるのはSF小説です。
じつは子供の頃にSFオタクになりかけた私。
小学生の頃に今住んでる地区に引っ越してきたんですが、
引っ越してきたときは友達がおらず、唯一の居場所は学校の図書室で。
この図書室は小さく、そして面白そうな本が無い。
マンガといえば「はだしのゲン」くらいしかない。
唯一男の子心をワクワクさせる表紙とタイトルに手に取ったのが
「月世界旅行」「海底二万里」「地底旅行」などなど
今思えばSF界の始祖ジュールヴェルヌ。図書室の彼の作品はすべて読みました。
その後、ガンダムが始まって、スターウオーズ、
中学に入ってからエイリアン2、ターミネーター、その後ビデオレンタルが始まって出会った、
ブレードランナーや2001年宇宙の旅、未来世紀ブラジルなどの映画に夢中に。
ロバートAハインラインやアーサーCクラーク、カートヴォネガットのSF小説を読むようになった高校生の頃ふと気がついた。
「オレ、繁殖できなくね??」
やばい、と思った私はSFを読むのをやめ、興味も無いのに「ポパイ」などのチャラいファッション雑誌を買ってみたり、
モテるためにはギターじゃね?とギターに夢中になって髪を伸ばしてみたり。
ただ、それまでSFオタクになりかけの状態だったんでズレており、
ポパイで読んだ記事は「リーバイスの歴史。ケントリーバイがジーンズを作るまで」だったり
ロックに詳しくなりすぎてしまい、結局オタクの状態に。
ずいぶんたってから「モテる人っていうのは卓球やっとってもモテるんよ」と言われ、
あまりの名言だが、この言葉に出会うのが遅かった。手遅れだ、遅すぎる、
今思うとSFオタクでも、その界隈の女子からモテたのかもしれん、と思わないではないが
かくして私は中途半端なSF好きという中年となったわけである。
このことを先日つい敬愛する劇団の方にベラベラ喋ってしまった。(ここに書いてるより詳しく)
自分の恥部を晒してしまったようで、ちょっと後悔している。
昨日ベッドでゴロゴロしながらYouTubeを見てたらタイムラインにロバートAハインラインの「夏への扉」という私の大好きなSFを語っている動画が出てきて嬉しくなって夢中で見る(寝ろってw)。
シュレディンガーの猫、という曲(実はSF)を書いたことがあるんだけど、
このジャケットを雨海さんに描いてもらったときに、
まるで「夏への扉」の表紙みたいで驚いたんですよね。そんな話してなかったのにね。
じつはシュレディンガーの猫という曲は未来だけでなく過去すら変えられるというお話で。
夏への扉とのちょっとしたシンパシーもあります。
こういう偶然ってあるのよねー。
もう10年前になるけど、その劇団。劇団演劇街さんの近未来SF作品「ユニイク~唯一無になるもの~」「ユニイク~唯一無になるものたち~」の音楽で参加させて頂きまして、SFオタクになりそこないの私がどんなに嬉しかったか分かるでしょうか。
さあ、ゆっくり休んで、無理をしないようにしながら、
やるべきことをやっていきます(音楽の方ね)仕事はぼちぼちにしていこうっと。
いったん休んでから再始動するぞ。オレはSFが好きなんだ。