バンド名とロゴの意味

2023/09/06オルト

先日、下関にライブ観戦に行った際に「バンド名の意味」について、
とあるバンド(ちょーかっくいいバンドです)のギターボーカルの女性の方に聞かれました。

 

バンド名を覚えてくださってたことと、興味を持ってくださってたことが嬉しかった。

 

私は歌詞を作るとき、意味を2つ、3つ入れたりします。

 

歌詞とは真逆の意味をコードの音色で表したり。表面的に伝わる意味と全く別のことを込めてたり。
何をどう誤解させるか、なんてことを考えながら歌を作ってます。

これは小説や映画、アニメでは普通に行われていることです。

 

なので、バンド名という私にとって重要な「言葉」には3つの意味を込めています。
(そのうちのひとつは、ワンマンライブでひとみっちがMCで語った内容です)

 

なので今日は、次の3分の1だけのお話をば。。

 

アニングスドラゴンはこの本のタイトルから拝借しました。

 

 

洋書なので読めてません。

私が実際に読んだのはこの本↓↓↓。

 

 

メアリーアニングという化石を掘って生計を立てていた少女がいます。

独自の理論で生物学に革命を与えた人です。

 

当時、労働階級であり女性であるメアリーアニングは、学者になることは出来ませんでした。
実力を評価されながら、生涯化石を拾って富裕層や学者に売る、っていう仕事の人でした。

 

ですが彼女は現在、世界の歴史上で最も偉大な古生物学者と評価されています。
生き方自体にも共感させられます。

 

彼女が拾ったのは「滅んだ」と思われる恐竜の「岩(Rock)」
そしてこの話は、滅んだ恐竜の話じゃなくて、本のタイトルどおり、彼女自身の冒険のお話なんです。

 

ROCK IS DEAD 、ロックが終わった、と言われて久しいです。

ずっとロックに夢中の私は、
いつかジャズやクラッシックのように、大人が嗜む知的な趣味になってしまうのが嫌です。
能や歌舞伎のように「これが文化でござい」と、箱物で保護をするみたいなのは嫌です。

それは、美しい生きている蝶々を毒で殺し、標本に並べるということ。
結果的に、文化殺しをやってるんだと思ってしまいます。

ジャズが不良の音楽だったように、歌舞伎もそうだったはず。

 

だからジミーペイジのマネをしているジミー桜井を私はモノマネ芸人と思っています。
あれを認めたらロックが本当にクラッシック化しちまう。
オリジナルで勝負してる子の方がよっぽどロックじゃん。
ジミー桜井がレッドツェッペリンの新曲を勝手に書いたら認めてやらあ。

 

子供の頃にUMAのブームがあって、ネス湖に恐竜の生き残りがいるんじゃないか、
っていう話題に夢中だった。ネッシーだけじゃなくて、日本にもクッシーやイッシーがいた。

後になって考えるてみるとかなり怪しい話だったんだけどw

 

でも、今でもきっと世界中のどこかには何らかの形で生きてるんじゃないか?
それはロックも同じ。

 

「古い盃に新しい酒を入れる」だったかな。とにかくそんな言葉があります。

 

私は古いロックも大好きだけど、新しいロックが作りたい。
ちょっとだけでも今までのロックに何かを付け加えたい。
(勝手に思ってるだけだけど。単なる願望だけど。だがそれくらい思って曲作るべきっしょ)

 

音楽っていう、手で触れることが出来ない、あるのかないのか分からない、空気の振動。
その断片でも捕まえてみたい。
掘りおこしてきた化石を使って、メカネッシーを作るマッド博士になりたい。

 

そんな思いでつけたバンド名だったりします。

 

残りの3分の1の意味は隠しておきます。

 

ほな!