メンバーの皆様へ

2023/09/02オルト

「50超えてワンマンライブとは、、」
「学生の頃と変わらんね」
「完全に現役のバンドですね、、驚きました」

と、ライブが終わってご来場者の方々が。

 

このバンドが始まる3年前、私は仕事ばっかりしており多分普通のオトナだったと思います。

 

そのころ、子供たちも完全に手を離れてしまって、
「子供たちのために頑張ろう」と生きてきた私は、ぽっかり人生の目的をロスト。

 

魚の鮭は、産卵を終えた後、精子が着床するのを確認するとスイッチが切れたように死ぬらしい。
何の病気も、何のダメージも無いのにである。

めっちゃ分かる。それが当時の自分でした。

 

ぼんやり「バンドで一発当てて南の島で暮らしてえ」と思った。

 

自分の本当の気持ちにも気づけないくらいアンテナが錆びついていって、

だんだんと、やりたくないこと、やらねばならぬこと、義務、付き合わなくちゃならない人たちに囲まれてきゅうきゅうになって生きるようになってしまってた。

 

はっきり言うと、オトナつまんねー!

 

オトナであることは本当に面白くない。

で、オトナを止めて、子供の階段駆け降りました。

駆け降りるのは最初は戸惑ったけど早かったです。

 

そんでバンドを組んだ。
「バンド組んだ」っていうだけで何か誇らしい、この感情は高校生の頃と同じ。

なんなんだろうねあれ。「バンド」っていう言葉は魔法の言葉だよね。

 

皆で集まり音を出してみると、どうしょうもなく下手。
「高校生バンドより下手じゃねーか、どうすんだこれw」と笑いあった。

活動が始まってみたら情けないは、悔しいは、カチンとくることもあったり。
何もしなけりゃ平凡な日々なのにw

それでも何か生きてく楽しみが出来た気がした。これぞまさしく「バンド」の魔法。

 

「バンドで一発当てる」っていうのは遥か遠いけどw
たった3年あれば、アルバム出してライブハウスで活動できる。

 

先週1時間以上歌って動いて、ヘロヘロになって1週間たっても疲れが抜けないけど。
多分これからも、揉めたり、活動危機とか、色んな問題抱えちゃうんだろうけど。

 

メンバーの皆さん、こんな50過ぎの私に付き合ってくれて本当にありがとう。
言葉に出来ないくらい感謝してる。
おかげで人生毎日充実しております。

 

これからもよろしくお願いします。南の島では暮らせないだろうけどw