ドラゴンに導かれ

2023/08/18オルト

過去にアニングスドラゴン名義で発表している
「シュレディンガーの猫」

という曲について一度書いとかないといけないなと思い筆を執ります。

 

この曲は2020年4月に発表。現在でも各サブスクYouTubeで聴けます。

「アニングスドラゴン」名義ですが、この時は私のソロで、
バンド「アニングスドラゴン」ではありません。

 

ではアニングスドラゴンとは何か、ということを今日はお話します。

 

話は2018年までさかのぼります。

 

アニーベースのひとみっちと私オルトさんがいたバンド、
「クアルテートリプリ」が2018年に解散。

 

バンドは解散したものの、音楽的にはやり残したことがたくさんあって、
今後、クアルテートリプリと同じ音楽性で楽曲を発表していく場を作ることは決めてた。

 

オルトさんソロ活動でやっていくことも考えたんだけど、それはまた違う。
あくまであのバンドでやり残した旅の続きをやりきるんだ、という思いでした。

 

メアリーアニングという、プレシオサウルスの骨を拾って生物学の歴史を変えた女の子がいる。

クアルテートリプリの骨を拾うんだ、
という思いでこの少女の名前をプロジェクト名に入れた。

 

振り返ってみるとアニングスドラゴンという言葉は2019年くらいから私のSNSには何度か出てくる。
かなり長い製作期間を費やして満を持して2020年春に「シュレディンガーの猫」発表。

今回は一人での録音だったが、今後は曲ごとにプロジェクトチームを組んで
楽曲を発表していく。そんなつもりでした。

 

このプロジェクトとは関係なく、2020年夏からドラムのテルさんとスタジオに入り始めた。
メンバーも決まっていって、
「バンダナブラザーズ」だったか「バンダナ家族」だったかそんなバンドになる予定だった。

正直に言うと、バンダナ家族は「練習」「精進」が目的で、
「創作」は誰にも邪魔されないアニングスドラゴン名義でひとりでやっていく、
そんなつもりでした。

 

ようやく忙しいバンダナメンバー全員が集合できるスタジオ練習の前日にメンバーが脱退。
(始まってもなかったので脱退とは言わないと思うけど)
何度も調整してきたこの日が中止になると、せっかく準備してきたバンダナ家族が空中分解する危機でした。

急遽ひとみっちにヘルプを頼んだところ、快く来ていただけてスタジオ練習が始まった。

 

すると考えもしなかった問題が発生する。
全員揃わなかったなりに繰り返しスタジオに入ってきたバンダナ家族でしたが、

完全に出音も、空気も、音楽も変わってしまった。
分かりやすく言うと、プロジェクト「アニングスドラゴン」と区別が難しくなった。

 

元々クアルテートリプリの骨を拾おうとして始めたプロジェクト。
クアルテートリプリのボーカル、ギター、ベースが鳴っているので当たり前だわな。

 

正直な話、自分の創作の聖域「アニングスドラゴン」のバンド化は悩んだ。

良いときもあれば悪いときもあるのがバンド。
メンバーの都合や人生、人間関係に左右されるのがバンド活動です。
温度差もあるだろうし、人生色々を抱えてもう一度やるのか?

 

考えても答えはひとつしかない。同じ音を出すプロジェクトは二つ要らない。

 

かくして2020年冬にバンド「アニングスドラゴン」始動。現在に至る。

人生色々あるだろう。活動危機も訪れることであろう。
だが、私はどんな状況になってもあきらめない。そう2020年の冬に決めたのだ。

そして何が起こったとしても、そのときに出来ることは何かはあるはずだ。いつだって。

たとえ私の耳が聞こえなくなっても監督はできる。ナイロンさんやひとみっちが歌えばいい。

 

ひとつだけ言えることは、私一人では「世界の救い方」は絶対に作れなかった。
メンバーとの化学変化があるから、バンドは素敵なんだ。

テルさんと初めて二人でスタジオに入ったあの夏の日、スタジオの空にダブルリングの巨大な虹がかかってた。
龍神は虹や雲でサインを送ってくることがあると聞いたことがある。

ひとみっちが参加することになった顛末も、龍神の導きだったとさえ思えてくる。

 

メンバーみんなと、私たちのドラゴンに感謝してる。