遠くを目指すなら頑張らない
ワンマンライブまでリハーサルはあと3回。
そのうち全員が参加できるゲネプロはあと2回です。
練習をもっと入れようと思ったら入れた状況でしたが、
あえて普段と同じ週1回ペースのスタジオのペースにしました。
仕事でなかなか参加できないメンバーがいる中、なぜそうしたかというと
いつもながらですが、理由があります。
そこは完全マニュアル人間の私。
なかなかここまで徹底したマニュアル人間居ないような気がしますw
今回は南極点到達を争った2つのチームのお話。
今から100年以上前、人類初の南極点到達を目指して2つの観測隊がレースをしていました。
結果はアムンセンのチームは勝利して無事帰還。スコットのチームは競争にも負けて全滅してしまいました。
まったく同じ状況での競争で、ここまで結果が違った理由は
アムンセンのチームは、毎日15マイルずつ進むということを決めていました。
どんなに状況が良くても、15マイルしか進まない。逆にどんなに天候が悪くても絶対に15マイルは進む。
目の前に南極点がある状況でも急がない。アムンセンはそのルールを守りました。
スコットのチームは、悪天候の時には隊員を休ませて、天候の良い日には可能な限り前に進んでいました。
結果、スコットのチームはアムンセンに34日遅れで南極点に到達しましたが、
体力はとうに限界まで達していて、凍傷に侵されて5人全員が凍死してしまいました。
まあ、色々他にも要因はあったんですが、本当に遠い目標を目指すとき
それは受験勉強でも何でもいいんだけど、一定の努力を同じペースでやるっていうのは重要だと思っています。(受験勉強は私、全滅しています)
だから我々も、どんなに重要なステージを前にしていも
本番前に焦ってなんとかしようとしないことに決めました。
アニーはこれまで、ずっと週1ペースでのスタジオ練習を維持してきました。
メンバー皆さんには感謝しかありません。積み上げてきたことはハンパありません。
とはいえ今バンドは完全の状態か、と聞かれるとそんなことはありません。当然です。
しかし本番までに用意出来たことが実力です。
実力を受け入れて、次はもっと良くなればいいんです。
今回の大きな本番もひとつの通過点。
今後も着実に進んでいこうと思っています。