完璧主義の治し方

2023/07/07オルト

先日、ニューシングルのドラム録音を勢いよく終えたのですが、、

録音がストップしております。私のところで(笑)

 

持病の「完璧主義」で動けなくなっておりまして。。。

 

今日は体調が悪いからベストのものが録れない
今日は弦を張り替えたばかりだから、演奏中にチューニングが狂うかもしれない、
今日は雨で湿度が高いから、良い音で録音できないかも、
今日は仕事で疲れすぎてるから良い演奏できないかも、

 

そんなくだらない理由で1週間棒に振りました。
みなさんもありませんか。そうやって放置になってるバンドのニューアルバムが。

 

完璧主義は病気と言いますが、自分のそういう特性良く分かっているつもりです。

仕事上では「60点でオッケー」「60パーセント固めたら動く」

というルールを決めていて、完璧主義をある程度コントロールしてるんですが
ことレコーディングとなると持病の「完璧主義」が出てきてしまいます。

 

完璧主義の本当に良くないところは「人にも求めてしまう」こと。
今は本当に気を付けています。。
(若い頃のことを思い出すと鼻血が吹き出ます)

 

何より、結果が完璧になることは絶対にありえないので、
「あそこがー」とか「ここがもうちょい」
てな具合に後悔だらけになって、必ず不幸になります。

 

私の尊敬する実業家で斉藤一人さんという方が言ってたのですが、

どんなに完璧を目指しても78点にしかならないよ、と。

 

これは『パレートの法則』を元にしている考えで、
別名『8:2の法則』とも言われていて、世の中はすべて8:2の割合で成り立っているという考え方です。

これはユダヤの法則とも言われ、『78:22の法則』とも言われています。

例えば、地球の海と陸地の割合は海78%、陸地22%。
空気の成分は、窒素78%、酸素22%
他にも人体の水分構成比、腸の菌の割合、など上げたらきりがありません。

 

つまり100点を目指しても取れるのは78点。
つまりその時点の自分では78点取れば100点なんです。

そして次のチャレンジで、残りの22点のうちの78パーセントは埋めていけるよと。
それを繰り返していくことが人間の出来ることなんだと。
だから永遠に完璧は存在しないんだと。

 

うーむ深いです。
「出来た作品が実力」ってことなんですよね。肝に銘じてまいります。

 

デッサンを描くみたいに
何度も何度も線を引いて、徐々に美しい絵が浮かび上がってくる、

そんなレコーディングにしていきたいなー。

 

ほなまた書くわ~