曲を作らねば、の対処法
アニングスドラゴンのファーストアルバム「世界の救い方」
のスタジオ収録も終わり、現在バンドは
・アルバムジャケットの製作
・レコ発イベントの準備
・次の作品作り
大まかにそんな日々を手分けして過ごしております。
私に課せられていて待ったなしなのが、
「次の作品作り」であります。
バンドは毎週リハーサルしており、すでに次のアルバム用に
3曲が完成しかけているんですが、
「今」準備できている曲が、ようやく一年後にアルバムに入る
スケジュールになるので、今の時点であともう2曲は欲しいところ。
そうはいっても曲は天からの授かりものという側面もあり難しい。
本日は「曲を作らねばの対処法」の講義を「自分に向けて」やってみたいと思いますw
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■ アイデアを出す
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良いアイデアだけを思いつくことは不可能だ。
まず良いもの、悪いもの、たくさん出して取捨選択は後からやる。
2軍が沢山いるから選び抜かれた1軍が強くなる。
なのでアイデアを出すたびに「これはダメだろ」とかその都度判断してはならない。
よくあるのがこの時点でメンバーに伝えると、各論撃破で論破されたりする。
人にアイデアを伝えるときは要約する必要がある。
(そのアイデアに至った経緯を負担にならないように説明する)
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■ アイデアの出し方
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・直感的 = 無意識を活用 =あてずっぽうで早い。無意識に身をゆだねる
※一番の王道で良い曲が一気に出来ることが多い。しかしいつ降りてくるのか分からない。
永遠に降りてこないかもしれない。
・直感的ではない判断 = 頭の中で片付けない。言葉にして考えを踏まえていく。
どんどん紙に書き出して、書いた文字を眺めてようやく人は考えることが出来る。
組み合わせを考えるのもアリだ。ジミヘン x ウェザーリポート x ラテンとか。
※着実にアイデアを出せるが遅い。判断基準が必要。候補(A案 B案 C案)理性で管理。
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■ 信念で判断
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信念は推進力のためのエネルギーなので重要だ。
そもそも信念がないクリエーターは存在できん。
なのだが、ときに信念はブレーキにもなったりする。
さらにメンバーとの意見の対立にも発展しがちで注意が必要だ。
自分の信念を、ふと「これでええのか?」と考えることも重要である。
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■アイデアを計画に変える
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アイデアは形にしないと無意味だが、得てして
「実現してないスゴいアイデア」のゴミの山になってしまう。それは、
・アイデアを出す = ワクワク、夢、妄想、気持ちいい
・実行する = つらい、時間がかかる、想定外の障害が起こる
からで、楽な方に逃げている。乗り越える力こそが実行力。
完成しない名曲に価値はない。たったひとつでも実行するが勝ち。
そのためには手を広げずに「絞る」
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■結論
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アイデアを出し、形にするのに必要なのは
拡散力 + 収束力
全ての浮かんだアイデアを洗い出す
1軍だけを選び出し、あとはバッサリ排除。
完成に向かって、アイデアを計画に変える。
膨大な決め事(歌詞やコード、構成、アレンジなど)その他、問題点、改良点、が噴出してくるが
一口サイズに分割して各個撃破していくと、その都度プチ達成感を感じて
途方に暮れることがなくなります。
この本も参考になります。
すっごい薄い本で1時間で読めるので、お勧め致す。
作品だけじゃなく、仕事でも考え仕事が多い人には大いに役に立つはず。
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以上、私の備忘録としてのブログですが、だれかのご参考になれば幸いです。
ほな!