スティービーワンダーで一番好き INNER VISIONS とか I gotta have a song とか
大学で広島に出たころ、近所のレンタル屋さんがレンタル見切りのCDを
なんと100円で大量に販売してたんですよね。
広島では普通のことかもしれないが、山口の田舎者は驚いて100枚くらい大量に買ったんです。
その中に入ってたのが、スティービーワンダーの「涙をとどけて」「マイシェリーアモール」
それプラス、トッドラングレンの「Runt. The Ballad of Todd Rundgren」と「Hermit of Mink Hollow」
が入ってたんです。まったくの偶然でしたが、これが人生を変えた。
この偶然の出会いが無かった人生の可能性を考えると恐怖です。
トッドラングレンについては前書いたので、今回はスティービーワンダー。
Stevie wonderで一番好き、を考えてみたんですが、
曲単位でいうと、一番はこの曲!例の100円CDで最初に衝撃を受けた曲でもあります。
Stevie Wonder – I Gotta Have A Song
なんで衝撃を受けたかというと、高校生の頃に出会ったジェフベックが同じ曲をやってたから。
これも、強烈にカッコいい。ボーカルのボブテンチ最高です。
Jeff Beck Group – I Got To Have A Song
アルバム単位で言うと、キーオブライフとかトーキングブックとかいろいろあるけど、
好きなのは、やはり100円CDだった「マイシェリーアモール」
これ、16枚目くらいの作品なんだけど、作曲能力を開花させたスティービーが、
自分の意志で作り上げたやつらしくて、実質ファーストアルバムだと私は思う。
Stevie Wonder -My Cherie Amour
スティービーワンダーが私に与えた影響は、
実験音楽みたいにぶっ壊れたコードやメロディ。その上で美しい、というところ。
そう思うと、そういう才能の頂点だったアルバムは私的にはインナーヴィジョンズ。
Stevie Wonder – Too High
今聴いてもめっちゃくちゃカッコいい!
スティービーワンダーってバンドマンがあまり聴いてない気がしてますが、
もしスティービーワンダーに、ボスの缶コーヒーのFIREや、
可愛いアイシャとか心の愛のイメージしかないのであれば、
ぜひ、ロック好きにも改めて聴き直して頂きたい、と思って書きました。
そういえば、昔、スティービーワンダーがインナーヴィジョンズ以降も進化し続けたら、
というシミュレーションで曲を書いたことがあります。
ぶっ壊しすぎて、AメロBメロⅭメロのテンポと拍子が全部違う、という変態すぎる曲が出来ました。
もしよろしければ聴いてみてください。