マルチバース思考パート2

2021/09/07オルト

多世界解釈(マルチバース)の話が前回出たので
もうひとつ自分が気に入っている考え方の話です。

 

マルチバース的な考えで面白い考え方に出会いました。

量子物理学者のヴァジムゼランドという人が言ってることなんですが

芸術作品というのは作者が作っている訳ではないそうです。

これから起こる可能性の膨大なデーターの海(つまりマルチバース)にすでにあるんだそうです。

それを何らかの形で受信している?または作るべくして作っているとのこと。

そういえば、頭でこねくり回して曲を書いたときは本当に駄作であることが多く。

会心の出来の曲って、「ふっと降りてきた」とか「つかまえた」感じで

降りてきた瞬間にほとんど完璧に出来ているんですよね。

自分で作った感はないです。(この感覚、ぼくだけではないと思うんだけど)

 

 

 

まるでスピ系の話みたいですが。

宇宙は物理法則に支配されているので、宇宙の最初から最後まで計算可能です。
(今こうやって、ブログに書いている文字も、ビッグバンの時に決定されている
ビリヤードの球がどこに行くか計算できるのと同じように)

すでに未来はなるべくして、そうなるように決まっている訳です。

あながち荒唐無稽の話でもありません。

もちろん起こる可能性の数だけ膨大なマルチバースが出来ているんですが、(想像できないけど)

そのマルチバース上のデーターの中に、これから書かれる曲のデーターも存在するということになります。

 

 

 

脳科学の人が話してることで面白いことを聞きました。

リアルな夢って見ますよね。建物や街をさまよったり、色々な風景が出てきたり。

脳には、夢に出てくる巨大な建造物を想像したり記憶したりする機能自体がないらしいです。

だからなぜ夢に具体的なモノが表示されているのか、謎らしいのです。まったく分かっていない。

例えて言うなら、数百年前の科学者に現代のテレビでも渡してみたとしたら。

あれこれ分解して調べた結果、
「テレビの中で番組が作られている」
という結論に至る可能性ありますよね。

もしかしたら現代科学は、そういうことになっている可能性があるって言ってました。

もしかしたら脳はアドレスを記憶しているだけのスマホのような通信機なのかもしれません。

 

もし、脳が膨大なマルチバースの未来データーにアクセスしているとしたら、
天変地異の前に蛾が海を渡るとかいう第6感的なものも解釈可能かも。

ぼくの脳も未来の曲データーに自由にアクセスできないものでしょうか(笑)
多分ですが、受信するためには受信するだけの能力も要るかも。

初心者に複雑な曲が降りてこられても理解が出来ないだろうし。
好みの曲の範囲が狭い人は曲が降りる滑走路も超小さくて降りてこられないかもしれないし。

作品化するためには「降りて」来られたとしても、仕上げるのは受け取り側の性能次第なので

結局精進しかないのか…

楽な道はないよなあー

という朝の思考実験でした。