ブルース・コンテが好きだ

2021/08/17オルト

タワーオブパワーのギタリストといえばブルースコンテ。

ブルース、ロッコ、ガリバルディのギター、ベース、ドラムのコンボが
私にとってのタワーオブパワー。
ジミヘンよりベックボガードアピスより一番好きな3ピース。

ホーンセクションは私にとってはバックコーラスかバックダンサーだ。
(エミリオカスティーヨには悪いけど)

ドラム、ギター、ベースがパズルみたいにリズムを織りなすのを
脳内で理解する前に次のパズルが畳み掛けてくるので、
アタマがボーンってなる。

これがタワーオブパワー(以後TOP)という麻薬だ。

ドハマりする前はダサい音楽と思っていた。
真面目そうなやつが聴きそう、とか、ブラスバンドの人好きそう、とか。

ファンクはスライストーンやJB、ファンカデリック。プリンスもええ。
TOPとかシカゴとかカッコワリいなんて、マニアぶって聴かなかった。

TOPはフィジカルな音楽だ。
カッコをつけたりスターぶったりしない。
あるのは、ただただ畳み掛けてくる強烈なファンクビート。

広島クアトロで近距離でTOPを体感できたことは生涯忘れることは無いだろう。

ブルースコンテがバンドに参加していなかったことは残念だったが、
ガリバルディとロッコのリズムのやりとりは凄かった。
どこまで前のめりにいけるか?もしくは引っ張れるか?
と試しているようなプレイ。
突っ込みすぎて顔を見合わせて笑いあう様を目撃。
BPMって何?というくらい自由自在に変化するテンポ。

ガリバルディは職人で、
ロッコがロックスター過ぎて神々しかった。

この時のTOPはブルースは参加してなかったものの、
ボーカルのラリーブラッグズは華やかでカッコよく、
全盛期以後の名盤「オークランドゾーン」発表直後のバンドはサイコーだった。

ラリーにライブ後に泣きながら握手をしてもらってから手を洗っていない。

 

2021年現在のTOPは、ラリーも抜け、ガリバルディはいるものの、ロッコも抜け、
今上がってる動画を見る限り、あのカッコいいTOPではなくなっていた。

それでも私はタワーオブパワーが最高に好きだし応援している。

バンドには良い時と悪い時がある。やってる側が一番わかってる。
良い時だけ好き、っていうのはそのバンドをそんなに好きじゃないんだよ。

全盛期の期間よりも長い下火や逆風を、ずっと耐えてバンドを率いたエミリオを尊敬する。

アニーもこれから色々あるだろうが、我々もそうありたい。

 

最後にブルースコンテさん。本当にお疲れ様でした。
あなたのプレイをめちゃくちゃマネしてめちゃくちゃ影響された一人です。
ゆっくり休んでください。

本当にありがとう。大好きです。