カバー曲やります

2021/07/14オルト

バンドでカバー曲をやってみようということになってきた。

 

これまで私はずっーっと、ほぼオリジナル曲ばかりしかしてこなかった。
曲を書く人なら分るだろうが、オリジナル曲は実力の3割増しで弾ける。
自分が得意なことしかしないからである。

 

ここにきて、自分の曲もワンパターン化がみられることもあり、
人の曲をやってみることで勉強になることも多いかと思う。
メンバー間のアンサンブルも参考になることは多いと思うので続けていきたい。

 

現在、数曲候補があがってきて、バンド内のLINEでも演奏動画アップしたり、
YOUTUBE動画をシェアしあったりして楽しい。

あまりクォリティーは追求せずにハードルを下げて気楽にアップしようと思ってる。

 

 

さて、そのカバー曲をメンバー間で共有するために楽譜が書けると非常に楽なのだろうが、
私は楽譜が読めないし書けない。

 

書けないレベルは相当なもので、なんせ私はいわゆる「4拍子感」がない。
つまり、1拍ずつ数えないと4拍子かどうか分からない。というか数えてない。

多分すべての曲を1拍子でとらえておるので、4拍子も変拍子も変わらない。

その上、テンポという概念も薄く、自作曲の多くは途中でBPMが転調レベルで変化する。

 

なので自作曲の楽譜的なものは、歌詞の上にコードとメモが書いてあるだけ。
写真の楽譜は三味線の楽譜だが、少し似ている感じだ。
くりかえしや飛んだりするところは、犬マークやネコマークで記す。
犬とネコの見分けがつきにくいとメンバーには評判が良くないので別のマークを思案中だ。

 

こんな状況なので楽譜を書くのはハードルが高すぎるのだが、
ギターマガジンなど読んでいると、ブルースマンにこういう人を見つけることは多く、
俳句の字余りみたいに1拍多かったり少なかったりというブルースが多いのは、
とても共感してしまうのである。

だから自分のそういうところがカッコいいのだと思っていた時期もあったが、
マディーウォーターズだったかBBキングだったか、
「楽譜が読めるように勉強してたらもっと上手くなってた」
とマジで後悔しているインタビュー記事を見て、

自分が個性と思ってたものは単に学が無かっただけだったのだ、とがっかりである。

 

とにかく普通の曲を憶えるのも、多分だが人の何倍も努力する必要があり、
めちゃくちゃ不便なのだが、書きながら気がついたが、

たまに「地図が読めない」ということを言う人がいる。なぜか女性に多いのかもしれない。

読めるこちらからすると、努力が足りないのではないか、人に頼ろうとしてるのではないか、
と、全く共感できないのであるが、

自分の楽譜が読めない書けないも、皆からはそういう風に映っていることであろう。

 

「ネイティブミュージシャンみたいでカッコいい」と思っていたのは自分だけか、
と悲しくなってきたのできゅうにおわる。