アストリアスのフラメンコギター

2021/07/05オルト

今日も仕事から帰りいつものギターで曲作りです。

このギターは皆さんの前で弾くことはないですが、
かれこれ20年以上の付き合いのギター。

作曲や家での練習もですが、
ガットギターのレコーディングはほとんどこれ。

 

20代の終わりの頃、ステージ用のエレアコしか持ってなくて。

フラメンコのゴルペ(ギターを叩く奏法)やラスゲアード(フラメンコのあのジャカジャカ)
をマスターするには本物のフラメンコギターを買って練習するしかない。

あんな難しい奏法、20代最後の今しかマスターするチャンスはないだろう。だが金はない。

どうにかしなければならない、という必要に駆られ、
なんと当時乗っていた車(愛しのシトロエンBX)を売却したのです。

 

 

クルマは25万円にしかならなかったのですが、

その金額以下のギターで試奏した中でいちばんよかったのがアストリアスでした。

ちなみに2番目にいい音したのは10万のヤマハのスパニッシュ
(あれはオススメだ。安いしどちらにするか随分悩んだ)

意外にも弾く前まで第一候補だったスペインのコンデエルマノスという有名なスパニッシュギターは
日本の気候に合わないのか何故かヤマハの10万に鳴りが負けていた。
(ちなみに私はテレビで見ている芸能人格付けチェックで確実に安い楽器の方が良いと思ってしまう人である)

当分、車をナシの生活を余儀なくされたのですが、

このギターのおかけでゴルペやルンバ奏法もなんとか出来るようになり、
やっぱりあの年齢の時に買ってよかったとしみじみ思う相棒なのです。

ほとんど毎日弾いている影のメインギターなのです。