バンド論

2021/06/29オルト

難しいことを書くまい、とちょっと前に書いたと思うのですが
やはり書きたくなってしまいました。
まだこのブログが誰にも見られていないうちに書いておこう(笑)

自分にとってバンドリーダーの仕事とは、バンド運営とは、というお話をします。
難しい話でしょ?w
出来ていない私が自戒を込めて。。

バンドをするには仲間が必要です。
仲間がいればひとりでは出来ない大きなこともできます。
一緒に成功や失敗を経験して成長するのが仲間です。

ドラクエみたいなもんなんです。そう、あなたは勇者。

準備をして経験値を上げて仲間と冒険に出よう。

 

 

バンドはソロアーティストと違って化学変化が起こります。
私は化学変化をしているバンドに凄く惹きつけられるのでありますが、

実際に自分でバンドをやってみると、その化学変化は「意見の違い」「性格不一致」「判断の違い」
という副反応、アレルギー反応という「化学変化時のカオス」が起こります。

バンドも人間関係なので、夫婦や友人関係、会社のチームと同じことが起こるのです。

この化学変化時のカオスを乗り越えれるかどうかに、バンドが存続し成長できるかがかかっております。

バンドリーダーが全て決定権を持って独裁すると、
短期間なら案外上手くいきますが化学変化は起こりません。

歴史上、一時的に絶対王政が上手くいったようなもんでしょうか。

そしてリーダーといえども弱点があります。私など弱点だらけの最弱四天王と呼ばれ、、、てはいないですが。

自分の苦手なところを「弱点」と思えばダメな部分でしかないのですが、

自分の弱点は、他者の長所を活かすためにある、と考えればバンドマンにとって必要不可欠な良い部分になるのです。

だからメンバーには自分の弱点をいつも晒しています。
ここワシ弱点だからキミお願い、ということです。

意見が違う、判断が違う、というのは違う人間同士なので当然だし、
「自分が正しくて、相手が間違い」ということもあんまりなくて
「自分が正しくて、相手も正しい」ことの方が圧倒的に多いです。

そもそも「お前間違っとる」って言う人って
「俺と同じになれ、てか俺になれ」と言ってるのと一緒と思うんですよね。

やっぱ解決方法は「他者と話をすること」なんだろうなと。

人と話す、というのは生きてる上でとても大切なことと思う。
というより、それ自体が生きている目的。

 

話もそこそこに「こうしろ、ああしろ」なんて言ってる人は、
相手を人間じゃなく機械かなんかだと思ってるよね。
話をすればスッキリするし、スッキリしたらバンドも続く。

でも目的、動機、価値観ってのはある程度同じ方向向いてないとダメかな。
すごく優秀で楽器が上手くても、目的地が違ってたらダメだよね。
ビジョンや価値観がある程度共有できない人とは、ぼくは一緒にバンドをしない。

バンドは船みたいなもの、って思ってて。
例えば東京方面に行く船だとして、行く方向は同じでも大阪で降りる人だっている。それは乗ってけばいいじゃん。
けど、別府に行きたい人が東京行きの船に乗っても、方向真逆!って思うんだ。

なので、バンドリーダーの仕事は
自分の目的、動機、価値観、弱点をメンバーに晒すこと。

メンバーとたくさん話をすること。
言い出しっぺになって「自分の目的」も「メンバーの夢」も同時に叶える方法を
模索する、提案をする、話し合う、決定をする。

そして困ったら、メンバーに聞く、投げる。
そのために仲間はいるんです。