
男は負けてはならんのじゃ
実は昔のオレは、
作曲が「枯渇」するんではないか
と恐れてた。
それは
「もっと人と違うことを」
「世間の動きを意識して」
ってやっていたからと思う。
時代の音楽、都会の音楽、
身近にいる“脅威”を感じる音楽。
そういうのに「勝つ」のを目指してた。
だから、奇をてらったり
個性を作り上げようと、アイデアを練り
枯渇していってた。
今は「負けない」ことが大事。
「勝つ」ことに固執しない。
ご当地ラーメン店のようになっていきたい。
たとえば東京でやってることを
ローカルでやってる時点で
「負け」しかない。
山口県にある東京名物のお店になる。
逆に地元だけの音楽や情報で、
面白いものが作れるわけない。
だから、地元に固執するわけでもなく
東京と同じことをするわけでもなく
「自分のやりやすいことをやる(ここにいる)」
「理想論だと思ってるなら理想をやる」
ノープラン。無理して作らない。
最初に全部決めちゃったら、
それ以上のものは出てこないから、
決まったことも、どんどん変える。
いいものが出たときに出す。
つらくてもゴールに向かって、
ってやるから玉砕する。
無理しながら、
眺めの良いところには行けない。
「今自分は面白いと思ってるのか」
「今自分は楽しいか」
自問自答してたら大間違いはない。
「勝つ」より「負けない」
「勝つ」と「負けない」
は似たように思えて全然違う。
「勝つ」とは何か得ようとすること。
誰かを敗者にして勝ち上がること。
際限がない欲望だし、人工的なもの。
「負けない」は自然界の動物が持っている
生存していくための本能のようなもの。
誰かを倒すことが目的じゃない。
本当の強さとは「負けない」こと。
「勝ち」に行くと、足をすくわれ自滅する
危険を冒すからである。
ライバル心をごうごう燃やして、
対抗してくる者は、だいたい自滅する。
「勝つ」は飢餓感からくる渇望だし、
勝ったとしても、勝ち続けれる訳じゃない。
「負けない」は現在を守る行為。
置かれた状況に納得しているから、今を守る。
負けてもいいじゃんって??
男は負けてはならんのじゃ。
本日はこの辺で。
