宝と夢と幻と ソロモンの秘宝を追いつづけた男、宮中要春の残影

2026/04/11オルト

『インディ・ジョーンズ-剣山の秘宝-』の連載
ちょっと止まってます。

というのも、次の話はついにクライマックス
四国の剣山にインディたちが入ってく場面。

ここをちゃんと表現したかったので。

自分で行くのが一番良いんだけど、
今は足の炎症で長くは歩けない。

んで、本を読んでおりました。

四国の剣山にソロモンの秘宝があると信じて、
20年以上にわたって掘り続けた男の記録です。

 

 

『宝と夢と幻と
ソロモンの秘宝を追いつづけた男、宮中要春の残影』

 

宮中要春という人が、夢中になって山に登る。
神社や山小屋に泊り続け、掘り続ける。

夜はソロモンの秘宝の研究で聖書や黙示録を読み込む。

高齢になって入退院を繰り返しながら、
それでも剣山に登り続け、
そして、やがて来るラストアタック。

 

彼の人生に惚れ込んだ
カメラマンの写真と著者が綴る、
無名の男の人生をかけた冒険。

 

読んでて、ずっと苦しくなってました。
なんだろう、この苦しさは
と思ったら、自分と重ねてたんだと思う。

 

多分、彼は栄光を手にしなかったバート・マンロー
前にブログで書いた「世界最速のインディアン」
という映画の主人公。

バート・マンローは古いバイクで63歳で、
世界最速記録に挑みます。
その記録は今も破られていません。

 

でも、宮中要春にはその栄光は待ってなかった。
ソロモンの秘宝(アーク)を見つけられなかった。

 

 

栄光を掴めず、嘲笑され、それでも挑む姿。
影のバート・マンロー。

 

 

昨日メンバーと
「何で、オレたち必死で音楽を作り続けてんだ?」

という話になった。

成功したいのか?
人に勝ちたいのか?
有名になりたいのか?

全部違う。

かといって、
「誰にも理解されなくてもいいぜ、分かってくれる奴だけが聴いてくれ」
と孤高の芸術を求めていると言ったら違う。

だから聴いてもらう努力をするんだけど、
それがどこに向かっているのかさっぱり分からん。

 

多分、意味はない。ずっと前から分かってた。

 

 

 

本を読んでみて少し分かった気がした。

ソロモンの秘宝は目的地ではあったかもしれないが

宮中要春さんは「ソロモンの秘宝を目指す」
その行為自体が、その旅路自体が彼の目的だった。

 

旅の目的地に到着することが「旅」ではない。
旅は、行く途中も、計画をするときからも、
全てが「旅」というように。

 

多分、オレたちもそうなんだろうな。
理解されなくても、誰かに笑われても、
フルスロットルで駆け抜けたい。

 

面白いことに、宮中要春さんはバート・マンローと
全く同じ意味の言葉を残していた。
それを記録して、本日のblogを終えよう。

 

宝探しが私の人生を支えている。
あると思うから掘れるんじゃよ。
人間、夢を失ったら、犬や猫と一緒でしょうが
―宮中要春―

 

 

夢を追わない人間は野菜と同じだ

リスクを恐れてはいかん。
それが人生のスパイスになる。
それが“生きる”ということだ。
―バート・マンロー―