ヤマハのセミアコを修理。YAMAHA SA-30

2025/08/21オルト

愛用のヤマハのセミアコのリアピックアップが壊れた。
バリバリとノイズが出る。

じつは1年以上前からこんな状況で。
前のレコーディングではフロントピックアップだけで乗り越えた。

 

常にガットギターしか弾かない人なので、
持ってるエレキはもっぱらレコーディング用。

ダンエレクトロ59dcと
このヤマハのセミアコ

録音で鳴ってるエレキは上記2本のいずれか。
(ナイロンブラザーズさんパート除く)

 

音色により使い分けてたけど
(ざっくりシングルコイルとハムバッカー)

ヤマハのセミアコは、我が家にある
唯一のアーム付き、ハムバッカー付の
ギターということで。

 

メタル系の音を出すときに主に使ってたww

 

現在、新作ギターパート録音中。
そろそろエレキのオーバータブを考え中。

 

新作1曲目はちょっとラウド部分のある曲で。
ヤマハがダメならダンエレクトロ全力アタックで
なんとかしようとしてました。

 

 

 

でもレコーディングが進んでいき、
録音の輪郭が分かってくると、やっぱりリップスティックピックアップのダンエレクトロでは無理があると判断。

 

しゃーねー直すか!!!
この際、全ポッド交換、リワイヤリング、
ピックアップもダンカンJBでも搭載するべ!

とギター工房「プロビジョンギター」へ。

 

 

すると「問題なし」「ピックアップの位置が高すぎて弦に当たってノイズが出てると思いますよ」
とその場で解決。「お代はけっこう」

 

恥ずかしすぎる、、、

 

プロすぎるプロビジョンギターさん。

おかげさまでシングルコイルとハムバッカーを使い分けて録音する体制に戻れました。
アルバムクレジットに入れさせていただきます。

 

このギター、多分
ヤマハSA-30系 1960後半から1970年前半のモデル。

完全ホロウではなくセンターブロックありのセミホロウ構造。

 

オリジナルはシングルコイル系だけど、
こいつはダンカンに交換。フロントJAZZ リヤ59
ムリヤリ取り付けてる。(スキマあります)

 

 

なぜジャパンビンテージに無茶な改造を、、
と思いますよねw
なんでこんな変なことになったかと言いますと。

 

昔勤めてた広島の音楽スタジオ
「スタジオマコマ」の倉庫から出てきたんです。

ボロボロ。ホコリで真っ白。ブリッジもペグも無い。
誰の物かも全く不明。

許可をもらって連れて帰る。

 

ゼロフレットがついてるんだよね。

 

当時、ソリッドギターしか持ってない私。
セミアコ1本あったらええねーと軽い気持ちで
2,3万かけてリペア。

ブリッジはグレッチの物を流用。
トレモロの足りないスプリングなどのパーツはビグスビーを流用。

 

返ってきたギターを弾いてたら、、
サウンドホールから小さい赤い点のような
大量の虫が出てくる!!!ひえーー!!

 

虫が入ってるギターなんて弾けねえぞ
でももう直しちゃったし、、

 

意を決して大阪の工房へ出す。

バラし、シーズニング、ネックリセット。
数か月して返ってきたヤマハくん。

この時点でかかった金額10万越え。

 

奇麗になって弾きやすくなって帰ってきたセミアコは、、、

 

キレイなだけの音の悪いギターであった笑

 

かけたお金を取り戻すべく、最後の手段。

”搭載したら絶対に音が良くなるピックアップ”
セイモアダンカンをムリヤリ搭載!!!

 

といういきさつでこんな状況になりました。

 

いつの間にか、だんだん音は良くなって。
鳴りも良くてしっくりくるようになった。

自分らしい音。

ゴミからの復活に恩返ししてれたのか、
単に自分の腕が悪かっただけで、
このギターに育てられたのか。

 

ES-335だったら中音にクセあって、
なんかギターがチョーキング求めてくんだよね。

俺に命令すんなー!ってなるw

 

こいつはYAMAHAらしく個性的じゃない。
プレイヤーの意図を素直に出してくれる。

 

結局ケースも含めると20万弱かかってしまって。

ギャンブルやUFOキャッチャーで
損失を取り戻すべくお金を注いでしまう人の
気持ちがめちゃくちゃ分かった1本でした。笑

 

とはいえもう35年の付き合いか。
無駄じゃなかったし、
この子も嬉しいと思ってると思うんだよね。