ホログラフィック宇宙論って知ってる?【この世はなんなんだ第18話】

2026/02/24オルト

ゲームをセーブするとします。

さっきまで、
広大な世界がありました。

山があって、街があって、空があって、
自分が立ってた。

でも、セーブデータは、数MB。

世界そのものは入っていません。
世界を“再現するための情報”だけが入っている。

 

 

この世はなんなんだシリーズ第18話です。
▶︎ はじめての方は【第1話】から読むことをおすすめします。
👉この世はなんなんだシリーズ

が、読みたいとこだけ読んでも大丈夫っす。

 

 

ホログラフィック宇宙論、という仮説があります。

難しい話は抜きにして、一行で言うと、

この宇宙は、情報として保存されている可能性がある。

 

この仮説のきっかけはブラックホール調べてて。

 

「情報の量は、体積で決まる」と思うよね。
例えば、100冊の本棚には100冊分の情報がある。

ところが、
ブラックホールを調べていると、
変なことが起きます。

たしかにブラックホールには、
情報量に必要な量がある。でも計算が体積じゃない。

で、それが何に比例するか調べると…

 

体積ではなく、表面積だった。

 

中身の大きさではなく、外側の面積。

これは、本棚ではなく、
本の「表紙」の面積で、情報量が決まるようなもの。

明らかに、おかしい。
でも、数式はそう言っている。

 

■ ホログラムというヒント

ここでヒントになったのが、ホログラムです。

あの、立体映像みたいなの。
スターウォーズに出てくる、
「助けてオビワンケノービ」のアレです。

ホログラムは、
平面のフィルムに記録されているのに、
立体の像を再現できます。

しかも不思議なことに、フィルムの一部だけでも、
全体の像が再現できる。

情報が、体積ではなく、面に保存されている。
そしてホログラム状だと膨大な情報量が記憶可能。

 

■ 宇宙も同じ構造かもしれない

学者たちは考えました。
もしかして宇宙も、同じなんじゃないか。

三次元の世界で起きているすべての出来事が、
もっと二次元の“境界面”に、
情報として保存されているのではないか。

これが、ホログラフィック宇宙論です。

宇宙は、
体積で出来ているのではなく、
情報で出来ている。

そしてその情報は、
境界に記録されている可能性がある。

 

 

 

 

私たちが見ているこの三次元世界は、
その情報の“展開された姿”なのかもしれない。

 

zipファイルを解凍すると、フォルダが現れるように。
ゲームの世界が、セーブデータから再現されるように。

情報が展開されると、
空間と物質として見えるのかもしれない。

 

ちなみにこれ、SFではなく、
物理学者が真面目に研究している理論です。

計測もされてます。

2013年には、東京大学の研究チームが、
計算が一致することを確認した、
というニュースもありました。

 

もちろん本当に宇宙がそうなっているかは
まだ分かりません。

 

そうだとしたら…この現実はなんなんじゃ?

 

つづく……