
スナックルミのロック夜話 第39夜🍷【原田知世 × トーレ・ヨハンソン編】
いらっしゃーい🍷✨
月曜の夜は、スナックルミのロック夜話よ。
今夜はね、ちょっと特別な話。
「透明感」って言葉を、ロックに変えたアルバム。
原田知世の――
『I COULD BE FREE』。

そしてその裏にいたのが、
北欧の音の魔術師――
トーレ・ヨハンソン。
■90年代、バンド界隈がザワついた理由
これね、当時リアルタイムで聴いてたバンドマン、
みんな同じこと言ってたのよ。
「なんだこのドラム……」
「なんだこのベース……」
「なんだこのギター……」
そう。
原田知世なのに、骨太すぎたの。
優しいとか、透明とか、そういう次元じゃない。
リズム隊が――
ちゃんと“ロック”。
しかも、ロックなだけじゃなくて、
ファンクの粘りがある。
軽くない。
でも重すぎない。
音が、ちゃんと立ってるのよ。
■MVの“あのマイク”、気づいた人いる?
これ、知ってる人はニヤッとする話なんだけど。
『I COULD BE FREE』期の映像で、
原田知世がボーカル録ってるマイク――
センハイザーの“クジラ”。

あの、丸っこい独特の形のやつ。
通称クジラ。
しかも、ポップガードフィルターなし。
知世の息づかいまで録音しちゃおうなんて💕
あれってね、見た目の可愛さに反して、
めちゃくちゃ芯を拾うマイクなのよ。
つまり――
“声の奥にある体温”まで録れる。
トーレは、それを分かって使ってた。
透明感を“薄く”するんじゃなくて、
透明感を“強く”するために。
■最終チェックが「プレステ」だった話
そして、もう一つ。
これは当時の象徴みたいなエピソード。
トーレは、最終ミックスを――
テレビに繋いだプレイステーションで再生して確認してた。
つまりね。
スタジオの高級モニターだけじゃなくて、
“一般家庭の環境”でどう鳴るかを聴いてたの。
これ、めちゃくちゃ重要。
音楽って、
スタジオで鳴るだけじゃ意味ないのよ。
部屋で、夜中に、
小さいスピーカーで聴かれたとき――
そこでも成立するか。
そこまで含めて、作品なのよ。
■ルミの結論:これは“バンドのアルバム”だった
『I COULD BE FREE』って、
原田知世のアルバムなんだけど――
同時に、
ひとつの“バンドの作品”
だったと思うのよ。
ボーカルだけじゃない。
演奏だけじゃない。
プロデュースだけでもない。
全部が、同じ方向を向いてた。
だから今聴いても、古くならない。
■これは、静かなロックだった
叫ばない。
歪まない。
暴れない。
でも――
確実にロックだった。
夜中に聴くとね、
分かるのよ。
あの時代の空気が。
あの時代の覚悟が。
また来週、ここで会いましょ。
チャオチャオ💋
