スナックルミのロック夜話 第39夜🍷【原田知世 × トーレ・ヨハンソン編】

2026/02/23オルト

いらっしゃーい🍷✨
月曜の夜は、スナックルミのロック夜話よ。

今夜はね、ちょっと特別な話。

「透明感」って言葉を、ロックに変えたアルバム。

原田知世の――

『I COULD BE FREE』。

そしてその裏にいたのが、
北欧の音の魔術師――

トーレ・ヨハンソン。


 

■90年代、バンド界隈がザワついた理由

 

これね、当時リアルタイムで聴いてたバンドマン、
みんな同じこと言ってたのよ。

「なんだこのドラム……」
「なんだこのベース……」
「なんだこのギター……」

そう。

原田知世なのに、骨太すぎたの。

優しいとか、透明とか、そういう次元じゃない。

リズム隊が――
ちゃんと“ロック”。

しかも、ロックなだけじゃなくて、
ファンクの粘りがある。

軽くない。
でも重すぎない。

音が、ちゃんと立ってるのよ。


 

■MVの“あのマイク”、気づいた人いる?

 

これ、知ってる人はニヤッとする話なんだけど。

『I COULD BE FREE』期の映像で、
原田知世がボーカル録ってるマイク――

センハイザーの“クジラ”。

あの、丸っこい独特の形のやつ。

通称クジラ。
しかも、ポップガードフィルターなし。
知世の息づかいまで録音しちゃおうなんて💕

あれってね、見た目の可愛さに反して、
めちゃくちゃ芯を拾うマイクなのよ。

つまり――

“声の奥にある体温”まで録れる。

トーレは、それを分かって使ってた。

透明感を“薄く”するんじゃなくて、
透明感を“強く”するために。


 

■最終チェックが「プレステ」だった話

 

そして、もう一つ。

これは当時の象徴みたいなエピソード。

トーレは、最終ミックスを――

テレビに繋いだプレイステーションで再生して確認してた。

つまりね。

スタジオの高級モニターだけじゃなくて、
“一般家庭の環境”でどう鳴るかを聴いてたの。

これ、めちゃくちゃ重要。

音楽って、
スタジオで鳴るだけじゃ意味ないのよ。

部屋で、夜中に、
小さいスピーカーで聴かれたとき――

そこでも成立するか。

そこまで含めて、作品なのよ。


 

■ルミの結論:これは“バンドのアルバム”だった

 

『I COULD BE FREE』って、
原田知世のアルバムなんだけど――

同時に、

ひとつの“バンドの作品”

だったと思うのよ。

ボーカルだけじゃない。
演奏だけじゃない。
プロデュースだけでもない。

全部が、同じ方向を向いてた。

だから今聴いても、古くならない。


 

■これは、静かなロックだった

 

叫ばない。
歪まない。
暴れない。

でも――

確実にロックだった。

夜中に聴くとね、
分かるのよ。

あの時代の空気が。
あの時代の覚悟が。

 

 

また来週、ここで会いましょ。

チャオチャオ💋