
スナックルミのロック夜話 第30夜🍷 ジャンルを信用しなかった男、ジョン・ルーリー
いらっしゃーい🍺
月曜夜、スナックルミ開店です。
今夜はね、
ロックともジャズとも呼ばれたくなかった男の話。
今日の主役はこの人👇
ジョン・ルーリー

この人を一言で言うならね、
「ジャンルを信用しなかった人」。
サックス奏者?
作曲家?
俳優?
画家?
……うん、全部合ってる。
でもね、
本人はたぶん何ひとつ名乗る気なかったと思うのよ。
80年代ニューヨーク。
パンクが燃え尽きかけて、
ジャズが教科書に閉じ込められかけてた時代。
そこでジョン・ルーリーは
The Lounge Lizardsを始める。
ジャズっぽい。
でもジャズじゃない。
即興はある。
でも自由ってより不機嫌。
「ジャズはこうあるべき」
「音楽はこう聴かせるもの」
そういう正解を全部無視して、
今ここで面白いかどうかだけで音を出す。
でね。
この人の性格を一発で説明できる事件があるの。
マーヴィン・ポンティアック事件

「伝説のブルースマンのグレイテスト・ヒッツ」
って設定のアルバム。
でも――
そのブルースマン、実在しません。
歴史も経歴も全部ウソ。
完全な架空人物。
しかも音は、
絶妙にブルースじゃない。
それっぽいけど、信じると裏切られる。
普通ならネタで終わるでしょ?
でもこれは違う。
ブルースをバカにしてるんじゃない。
神格化してる側を信用してないだけ。
これがジョン・ルーリーという人間。
伝統は好き。
でも盲信はしない。
敬意はある。
でも距離は取る。
ちなみにこのアルバム、
マーク・リボーのギターも最高にキレてるから、
そこも要チェックね🍷
ルミねえ的まとめ、いくわよ。
ジョン・ルーリーは、
ジャンルを壊した人じゃない。
ジャンルを
最初から信用しなかった人。
だから教科書にならない。
フォロワーも量産しない。
でもね、
一度ハマった人の中から
一生いなくならない。
音楽も人生も、
正解を目指した瞬間に
だいたい面白くなくなるのよ。
というわけで、
今夜のロック夜話はここまで🍷
ラウンジ・リザーズを掘ってもいい。
マーヴィン・ポンティアックを聴いてもいい。
でも一番大事なのは、
「この人、何を信用してなかったんだろ?」
って考えながら聴くこと。
ほな、また来週🍷
次の一杯、用意しとくわ💕
