
USEN放送が教えてくれたこと──制作費2500倍の世界で見えた景色
アニングスドラゴン、今年は大きいニュース
ありがたいことに沢山ありました。
現在、USEN放送「C-27 SNS NOW」で全国で
『Dragoon(ドラグーン)』が流れるという奇跡✨
11月1日~15日なので放送は明日までです。
残念ながら放送を生で聞くことは出来ませんでしたが、マインドが変わるきっかけになりました。
本日はその話をば。
少し前、夏ごろのことですが、
っていうメディア(60カ国以上、数百局での放送実績があるヨーロッパ発のインディー楽曲特集ラジオ番組)で、
アニングスドラゴンの「Dragoon」が流れました。
※01:44くらいから流れます。
あの時は、凄いクォリティの高いプレイリストの中にぶっ込まれ
「次はもっとクォリティ上げないと!」
とレコーディングにいそしんでたんです。
で先日、出来上がりかけのデモを旧メンバー
ナイロンブラザーズさんに聴いてもらって。
その意見の中で、気づきがありました。
「モリモリ、マッスルにし過ぎてるかも?」
※ナイロンさんのご指摘は面白い別の表現でした
トラックを重ねまくって厚みを出そうとしてた。
たしかに、、、
そこにUSENの話が飛び込んで来るんですが、
今度は誰もが知ってる国内メジャーと並んでの放送。
昨日なんて、娘の結婚式ムービーのメイン曲の
後に流れちゃった。(Mrs.GREEN APPLE)
これは娘に報告せねばっ
(スタンプ1個の返信は覚悟の上)

ミセスの後に自分たちの曲が流れる、、、
そんな状況を想像しながらミセスの「staRt」を聴く。
そうして改めて聴いてみると、
”恐ろしいくらい高いクオリティ”をナマで感じる。
ミセスの曲ってこれまで自分とは別世界と思ってて、
そこ見ようとしてなかったんだろうね。
(彼らがクオリティ高くて当たり前的な)
周回遅れでも同じ土俵に上がらせて頂いて、
実感を持って聴いた。
テイラースウィフトとは2回も並んで放送された


ミセスの制作費もとんでもないんだろうけど、
テイラースウィフトの曲の制作費たぶんエグい。
ざっとAIに予測させると、
概算(円)
スタジオ 200〜400万円
プロデューサー/エンジニア 300〜600万円
ミュージシャン/編曲 100〜300万円
その他(移動・滞在・機材) 100〜200万円
合計 700〜1,500万円/1曲
ドラグーン製作費
スタジオ代 5000円
録音(自宅)0円
本人演奏・セルフアレンジ 0円
エンジニア代 30000円
合計 3万5千円
つまり約1千万円 vs 約4万円
なんと製作費2500倍
かなうわけないじゃん、とも思うけど
ドラグーンは1/2500で同じ放送に乗っかれた、
(放送価値を持った。同じ1枠の価値を持った)
という言い方もできるわけです。
だから良い意味であきらめがつきました。
「プロスタジオでやったらもっと出来るはず!」
とか、
「もっともっと上手くなってクォリティ上げる!」
とか、、
宇多田ヒカルやテイラー、ミセス大森君の歌と
並んで出ちゃったわけだから、もう諦めた!笑
いや、精進を止める、という意味じゃなくて、
「では何がうちの放送価値だったのか」
を考えてます。
USENが全国に流してくれた、
MUSIC NEXUSが選んでくれた、
音楽を専門にやってる彼らが感じてくれた、
アニングスドラゴンの効能とは何か
とりあえず、次作「約束の地」は
「モリモリ」「オーバータブの嵐」
は無駄な抵抗としてほどほどにします。
「ナローであること」
これは大好きなロックが教えてくれたこと。
一流のロックって細くなることを恐れない。
超分かりやすく言うと、ヘビメタでも一流は
ギターソロになったら伴奏のギター無くなる。
(つまりドラムとベースだけが鳴ってる)
レッチリもナロー。本当にシンプル。
バンドの音だけが重くそこに在る。
そういえばレコーディングだって若い頃は無茶やってたけど最近やってなかった。
マイクにゴムホース付けたり、
金のバケツ被って歌ったり、野外で録音したり。
良いマイクも欲しいし、いい機材も欲しい。
でも2500倍の資金で作る彼らに、
少々録音機材が良くなったくらいでは何の意味もない。
そっちの方向に行っても”負け”しかない。
下手にPro Tools HDXで磨きすぎた音よりも、
VS-1680のドライな質感が「リアルで新鮮」に聞こえた可能性すらある。
もう、アウトボードを全部コンパクトエフェクターにしちゃうとか、、
(BOSSのCOMPとグライコで音づくりw)
そんな話を昨日名物PA前田さんと話してた。
コンパクトエフェクターは半分冗談ですが、
「今の方向は間違ってないはず」
「約束の地」レコーディング中に、
考えを改めることが出来たのは良かったことだった。
