天才チェリスト ジャクリーヌ・デュ・プレの生きざま ~奇跡の4日間~

2025/08/28オルト

イギリスのチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ
をご存じでしょうか。

私は最近知ったのですが、
彼女の生きざまに影響を受けたので書いときます。

 

彼女は、26歳の頃、腕や指に異常を感じ、
多発性硬化症の診断を受けたのは28歳。

原因不明の治らない病気です。

腕が思ったように動かせない。
チェリストとしてはもう生きていけない
そんな状況に陥ったんです。

 

彼女の情熱的な演奏が聴ける代表曲
エルガーのチェロ協奏曲

 

これがもし自分に起こったら。
本当に絶望してしまいそうです。

 

でも彼女は違いました。

パーカッショニストとしてステージに立ち、
朗読やナレーション、
自分の声でクラシックや文学を届けるって、

ある意味「チェロが声になったみたい」

 

また、弾けなくなってからも教師として、
チェロや音楽の解釈について伝えていった。

42歳で多発性硬化症の悪化で亡くなるまで、
ずっと音楽家として生きたんです。

 

 

ある日、デュ・プレが目が覚めたら、
両腕が使えることに気がつきます。

その際に奇跡的に数曲の録音を残しています。

 

 

腕が使えた時間は、結果的に4日間でした。
本人からすると、予測していない回復だったし、
この腕の復活がいつまで続くのか、
まったく分からない状況だったと思います。

 

この機会をデュ・プレは逃すことなく、
レコーディングを行っています。

 

この行動を見ても、彼女の生き方そのもの。
練習が長く出来ていない中、心を打つ演奏が残ってる。
Jacqueline du Pré Last Recordings

 

”悲劇のチェリスト”と思う人も多いでしょうが
私にはそうは見えない。

どんな状況になってもアーティストとして
生き続けた素敵な人。

 

置かれた状況は選べなくても、
生きざまは自分で決められる。

 

そんなことを思い出すため、
自分用の備忘録として書きました。

 

Jacqueline du Pré Last Recordings