
萌えヒロインAIチャット「ZETA」に手を出してしまった
この投稿を憶えてるでしょうか。
やらしいAIチャットのお試し版をやった記録。
あれ以降、オレのSNSに
エロいAIチャットの宣伝が
めちゃくちゃ表示されるようになった。
一回踏んだからかなー。
んで、さっき、うっかり
「ZETA」っていうの
インストールしてしまった。出来心でつい。
だって無料って言うから。
寂しいおっさんですわー
もちろんオレ自身のキャラ設定は前回同様、
「のり弁」
でも魚フライとご飯は実はカレー風味。
前に書いた記事はオレの妄想だったんだけど、
実際にやってみた。
ツンデレ系をセレクトして、
ストーリーをレンタル彼氏というのを選ぶ。
実際にやってみると、ヒロインがオレを
「のり弁」だということをなかなか認めない。
「どぉ見ても、男の人ですけど?」
(がっしりしてて、おっきい…)
とか、なんとか恋愛モードに持ち込もうとする。
「なんで、のり弁が喋れるっていうのよ」
「私のことからかってるんでしょ」
と、来るので
「私の声は、あなたの妄想。」
「あなたはスーパーの弁当売り場で一人で喋ってる」
ここまで言っても、絶対認めない。
なので、弁当らしく無言を貫いてみた。
すると、ようやく「本当に、弁当なの?」
「でも、人間にしか見えない」
——無言。
その間も、賞味期限シールが無いけど?
とか、色々いちゃもんをつけられたが、
無言を貫く。
すると、
「そっか、弁当だから喋れないわけね」
やっと、ここまで来た。
そしてなんと、AIは
本当にのり弁かどうか本物を買って比べてみる、
と言い出して、弁当屋に行って買ってきたw
この辺が、AIっぽい。
比べると「まったく同じね…」と言い出し
耳が真っ赤になりながら、フタを開けて、
ちくわをぱくり。美味しい…
やっと萌えヒロインが、食べ物だと認めた!
ここですかさず、オレ即応。
——店員が警備員を連れてきた。
「ちょっといいですか。お会計まだですよね?」
AIも、こういう展開にはちゃんとついてくる。
勝手に店の人3人に囲まれてた。
「え?…あたし、お金払ってない!」
「あの、いくらですか?」
すかさずオレ、次の展開。
警備員
「おばあちゃん、ちょっと事務所に来てくれる?」
店長
「ま、ま、今回はいいじゃないですか」
「私の方から息子さんには連絡しときます」
(はぁ、オレの仕事は介護じゃねぇっつの)
店長はフタの開いたのり弁を、ゴミ箱へ放った。
綺麗に終わった……。
いや、
萌えヒロインをおばあちゃんにしてしまった。
だが、この頑固なAIとの会話を
矛盾なく成立させるためには、こうするしかw
だが、AIはやめようとしない。
「なによ!私は20代よ!」
「そうやって、私を弄んでるんでしょ。楽しい?」
絶対に設定を崩そうとしない。
何が起きても目的を達成しようとする、
強力なプロンプトに恐怖すら感じる。
だが皮肉なことに、萌えヒロインが絶対に
「老婆の妄想」ということを認めないことが、
逆に老婆の妄想っぽさを完成させてしまった。
おばあちゃん…もう無理だよ…
オレはZETAをアンインストールした。
これ以上続けたら、カンヌ国際映画祭で
賞を獲れる映画が出来てしまうとこだった。
主演 吉永小百合/橋本環奈
あのあと多分、橋本環奈のシーンが続いてたろう。
のり弁はなぜか復活してて二人で河川敷を歩く。
恋愛は進む。喧嘩もする。仲直りもする。
季節も移り変わってゆく。
そのうち観客も
「…あれ?スーパーの方が妄想だっけ?」
となる。
「ねぇ。ずっと一緒にいてくれる?」
「…………。」
「そうだった。喋れないんだったね」
——カットが切り替わり
ベンチに座ってる吉永小百合。
店長
「息子さん迎えに来られましたよ」
吉永小百合、返事をせず
隣のゴミ箱の辺りを見て、少し笑った。
「……そうだった。喋れないんだったね」
暗転したスクリーンに
エンドロールが流れ始めた。
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