
他者は理解不能。それを受け入れることから始めよう【Decay for silence セルフライナーリライト】
本日は日本人にとって、人類にとって
忘れてはならない日です。
以前書いたセルフライナーを、
リライトしてみたいと思います。
アルバム「約束の地」のオープニング曲
「Decay for silence」作者自身の想いと、
アルバム&ノベル「約束の地」に込めた想いを。
「約束の地」オープニングトラックMV
世界の終わりから始まる物語。
▼「Decay for silence」Official Music Video
世界をひとつにするかと思われたネットは
誹謗中傷、フェイク、陰謀論で分断されていき、
やがて些細ないざこざは、
最終戦争に発展していくという曲です。
アルバムラストの曲「ひかりの粒」は対極。
大地を焦がす破滅の光ではじまるアルバムは
ラストは真逆の”命を繋ぐ光”で終わります。
「光」によって壊された世界が、
また“光”によって癒やされ、再生していく。
小説では冒頭のたった2ページを担当…
と思うでしょ?
👉『約束の地』冒頭お試し読みはこちら
違うんですよ。
これを冒頭に出す。1曲目にする。
ということは、これが”テーゼ”なんです。
理解不能な他人を心の中でゾンビ化し、
自分側は間違ってないと信じ込む。
そして、沈黙の中で崩壊が進む。
フィクションではなく現実ですよね、今。
こういう話を書いてしまうのは、
広島で多感な時期を過ごしたことにも
たぶん大きく影響受けてるんだろうな。
小説では、オッサンの半径5メートルの日常に
ダウンサイジングした例え話にしています。
日常で今も常に感じてることですが、
「人は本当は分かり合えるはず」
なんて思ってるから、
「なんでそんなことをする」
「お前は間違ってる」
「間違った方向に行ってる」
「正さないと」
ってなっていくんだと思うんですよね。
世界情勢は、実利と現実主義で出来てるようで
実際には、かなりの部分が感情で動いてる。
国は個人の延長線上だから、
国民感情は増幅されて、国家の行動に繋がる。
だから「約束の地」はあくまで個人レベルの
劣等感からくる分断、恨み、そして仕返しを
焦点に書きました。
「他者って理解不能だよね」
「オレも誰かから見ればそうだろうなあ」
と思ってれば、
ああ、君はそう思うんだね、で終わる話。
そこから他者への理解が始まると思うんです。
また混乱と力の時代に向かっているのか、
それとも、ここから成熟した社会になれるのか。
アメーバより知性がなかった生き物として、
のちの知的存在に記録されてしまうのか。
小説では希望を持った結論にしています。
もしよろしければ、
冒頭だけでも読んでみてください。
👉『約束の地』冒頭お試し読みはこちら
8月6日が繰り返されないことを祈って。
👇ちょうど1か月後にレコ発です。
ぜひご予定を開けておいてください!

