
マッサージ中、ワールドカップの話でまた妄想が始まった【地獄のイレブン】
先日マッサージに行ったらセラピストの方が
ワールドカップの話をされてまして。
もちろんオレ、全く分からない。
セラピストの方は、そんなオレに驚かれていた。
本心を言うと、他人の運動に興味がない。
音楽に興味ない人にオレは驚かないのだがな。
施術を受けながら、ぼんやり考えていた。
国際的な紛争もサッカーで決着つけたらいいのに
いつもの妄想が始まった。
「地獄のイレブン」プロット
東シナ海洋上。
空母の広い甲板に
ブルーのユニホーム姿が並ぶ。
「これより敵国スタジアムを強襲する。
ゴールを奪ったら90分守り抜け。
訓練通りに、着実に制圧しろ。
FIFA審判は”こちら側”だ。 幸運を祈る。」
飛び立つ四機のヘリ。
陸、海、空、宇宙、サイバー。
マルチドメインでのサッカーがはじまった。
ジャミングの中、ステルス機 F-55が防空圏を突破。
レーダーサイトを破壊した。
その轟音の影でヘリは国境を突破する。
長距離打撃兵器の精密爆撃の中、
ヘリは一気にスタジアムの上空に差し掛かる。
一機のヘリが被弾し、回転しながら墜落した。
だが損耗は計算に入れてあった——。
重要な選手はバラバラにヘリに乗っているのだ。
三機のヘリがスタジアムに降下。
同時に、ブルーのユニホームが展開する。
「GO!GO!」「MOVE!MOVE!」
”青いホイッスル”が響く中、
激しい機銃掃射を浴びせながらヘリが離脱していく。
「ついに始まりました!完全な奇襲攻撃です!」
ボールがゴールに迫る。
そのとき、赤いユニホームの選手が
あちこちから出現した。
——待ち伏せだ。
審判がカードを上げようとした瞬間、
主審、副審、全員が倒れた。
「おっとぉ!指向性音響兵器でしょうか?」
次の瞬間、電子戦により
大型スクリーンがブラックアウト。
VAR室との通信途絶。 衛星が沈黙した。
ネット空間では出地の分からない
大量のサポーターが熱狂する工作が展開。
#正義のゴール
#歴史的勝利
#審判買収疑惑
#サッカーを政治利用するな
SNSは膨大な情報で荒れていく。
会場にFIFAのマークが入った装甲車が到着。
すでに”赤い審判”が用意されていたのだ。
審判たちは盾を構えた護衛に守られピッチに走る。
「しまった!罠だ!」
試合が終わった。0-1
跪き両手を上げさせられている青い11人。
「ジュネーブサッカー条約に則って扱ってもらえるんだろうな。スポーツマン」
赤いユニホームの男が答えた。
「侵略してきたやつらがよく言うぜ。 国際サッカー裁判所で言いな」
「国がオレたちを見捨てると思ってるのか。数百キロ先の洋上には別のチームが控えてる。試合再開はすぐと思っとけ」
ここに、第37時FIFA 極東 WORLD WARが終結した。
死者:981人 負傷者:2587人
つかの間の平和が訪れた——。
—END—
いつの間にかマッサージは終わってた。
これね、軍事評論家の小泉悠さんが言ってた
「人間がタンパク質で出来てる以上、戦争は無くならない」
ってのを思い出したんですよね。
「自分の意図を相手に強要する」ことが
戦争の原因であり目的なのであれば、
究極、相手を物質的に破壊するということになる。
だから、サッカーで勝負をつけよう、
とルールを作っても、結局物質破壊に辿り着く。
もし、我々が身体を持たない生命体だったら、
戦争が起こりようがないわけです。
でもね、よく考えてみてください。
自分の意図を相手に強要って。
完全に、サイコパスの考えじゃないっすか。
世界が荒れまくってる2026だけどさ、
色々ムツカシイこと言ってても、
結局、根本は「相手を変えよう」っていう、
人間として、どうなの?という願望が根底にある。
人は、自分の「当たり前」を
共有していない相手を見ると驚く。
そして、その驚きは時に
「理解できない」へ変わり、
「理解させたい」へ変わる。
まともな人間になろうよ。
それだけだよ。平和な世界になるには。
だが…サッカーの話題でこういう脳内になるオレ。
「まともな人間になろう」
その言葉が巨大ブーメランとして刺さる朝。
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