僕には鳥の言葉がわかる【読了】世界の見え方が変わる本

2026/05/19オルトさん

『僕には鳥の言葉がわかる』という本を読んだ。

ちょっとアレな人の本かなー、
と思ったら、有名な学者の本だった。

だが、ほぼエッセイのように読みやすく、
著者の鈴木俊貴さんの、面白い人感が伝わる。

 

ざっくり言うと、著者は学生の頃から
シジュウカラという野鳥の研究をしていて

色んな実験を仕掛けて、言葉を使っている、
という証拠を掴んでいく。

 

「ジャアジャア」という声が、
蛇の接近を警告する言葉じゃないか、
という仮説を立てると、その録音を再生し、

蛇に似た枝を動かしてみる、とか。

その時に別の鳥やヒナにも、
言葉が通じていることを確認したり。

「集まれ」
「警戒しろ」
「タカが来た」
「カラスが来た!」
「蛇だ!」

という単語だけでなく、
組み合わせて文章にしていたりする。

「ピーツピヂヂヂヂ」

ピーツピが「警戒しろ」ヂヂヂヂが「集まれ」
だから、これは「警戒しながら集まれ」

 

なんと、他の種の鳥もこの言葉を理解してて、
他の種に対して、エサがあるぞと教えてたり
なかなか、助け合って親切なんだなと思う。

と、思えば都合の悪い相手には
「ヘビだ!」とウソをついて追い払ったりする。

 

この研究が認められ、なんと
「動物言語学」という新たな学問が始まった。
すごい。

これから発展していくのが楽しみ。

そういえば、クジラは低周波と水の振動伝達で
地球の裏側にいるクジラと会話しているとか。

 

読了した朝、散歩に出る。カラスが歩いてる。
逃げない。

「おっはよ」と声をかけ、
隣を通り過ぎる。

しばらく歩くとまた野鳥。
ハクセキレイかな。このまま行くと
1.5m以内に接近することになるんだが、
逃げない。

「今日も頑張ろうぜ~」と声をかける。

 

どうしたんだ。聖人にでもなったのかw
偶然なんだろうけど。

 

言葉って、実は7%しか伝わっていない、
と、聞いたことがある。

表情、しぐさ、声のトーンなどの
非言語コミュニケーションは93%とか。

 

もしかすると心というのは、電気や重力のように
何らかの「場」を介して伝わるのかもしれない。

この本を読んだことで、
鳥や動物が「相手」に変わった気がする。

「心」や「気持ち」がある「他者」になった。
それが伝わったのかも?

 

音楽も非言語的コミュニケーション。
同じ周波数で響く相手を探すための通信機。

そう思うんですよね。

 

ちょっとだけ、
世界が違って見えるようになれた本でした。

 

— — —

音楽アルバム × 小説のコンセプトアルバム
▼『約束の地』特設サイトはこちら

短編小説
▼「約束の地」冒頭部分公開

👇《予約販売サイトはこちら》
▼Amazon
▼楽天BOOKS

全国の本屋さんでも注文可能です。

長編小説
▼「インディ・ジョーンズ-剣山の秘宝-」

ショートショート
▼「ドローンエース」
▼「人助け」
▼「巨大なタマゴ」