
Decay for silence【セルフライナーノーツ】
セルフライナーノーツも最後。
1曲目「Decay for silence」の作者自身の解説。
世界をひとつにするかと思われたネットは
誹謗中傷、フェイク、陰謀論で分断されていき、
やがて些細ないざこざは、
最終戦争に発展していくという曲。
大地を焦がす破滅の光ではじまるアルバムは
ラストは真逆の”命を繋ぐ光”で終わります。
小説では冒頭のたった2ページを担当…
なんだと思うでしょ?
👉『約束の地』冒頭お試し読みはこちら
違うんですよ。
これを冒頭に出す。1曲目にする。
ということは、これが”テーゼ”なんです。
理解不能な他人をゾンビ化し、
自分側は間違ってないと信じ込む。
そして、沈黙の中で崩壊が進む。
フィクションではなく現実ですよね、今。
小説では、
オッサンの半径5メートルの日常に
全部、ブーメランのように返ってくる。
アルバムタイトルに答えも書いてるんで、
ぜひ読んで考察してくだされm(__)m
実は、初期プロット案は絶望的な展開でした。
夢に何度も現れる、ゾンビの世界。
おっさんの現実の些細な出来事と交差していき、
ハッピーエンド風のラストに
「中東で戦術核が使用されました」
というニュースが重なる。
現実に夢が侵食してくるラストだった。
アルバム全体の意味も当時は若干違ってて、
ラストの曲「ひかりの粒」は、いわゆる
「イデオンエンド」通称「イデエンド」だった。
※80年代オタク文化に精通してないと意味不明な言葉です。笑
「光」によって壊された世界が、
また“光”によって癒やされ、再生していく物語。
広島で多感な時期を過ごしたことにも、
たぶん大きく影響受けてるんだろうね。
これも良かったんだけど、
オレ自身、この社会に希望も持ってて。
テーマとシーン、モチーフは同じだけど、
ずいぶん考え倒し、今の『約束の地』となった。
「人は本当は分かり合えるはず」
なんて思ってるから、
「なんでそんなことをする」
「間違った方向に行ってる」「正さないと」
ってなっていくんだと思うんですよね。
「他者って理解不能だよね」
「オレも誰かから見ればそうだろうなあ」
と思ってれば、
ああ、君はそうなんだね、で終わる話じゃん。
そこから理解が始まると思うんですよね。
曲は3曲目の「キミトボク」もそうだけど
「かくれラテンロック」です。
骨格がラテンなんだけど、ラウドで武装w
オレが非常によく使う技です。
これをオレは「タスマニアデビル」
と呼んでいる。
タスマニアデビルって「有袋類」なんです。
カンガルーやコアラの仲間。
オオカミやライオンとは別の種で。
ラウドロック、と見せかけて
解剖すると、骨格がボサノヴァだった。
そこにも注目して聴いて頂けたら嬉しいです。
ようやくアルバム『約束の地』全曲の
セルフライナーノーツ書き終わりましたー
アルバム&小説『約束の地』
ぜひぜひ、読んで、聴いてください!
■<作品一覧>
短編小説
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