
ブラックホールに入ったらどうなる?【この世はなんなんだ第19話】
ブラックホール。
巨大恒星が自重に耐えきれず崩壊し、
極端な重力場を生む天体です。
光すら脱出できないため、
周囲の物質はすべて吸い込まれていく。
ここに入ったらどうなる?
この問いが宇宙のカギを紐解くかもしれん。
この世はなんなんだ、というオレの疑問が
一気に「こうなってるんでは?」
というマイ仮説に辿り着いた最初の一歩だった。
この世はなんなんだシリーズ第19話です。
▶︎ はじめての方は【第1話】から読むことをおすすめします。
👉この世はなんなんだシリーズ
が、読みたいとこだけ読んでも大丈夫っす。
以前はブラックホールに入ったものは、
全て消滅すると考えられてました。
巨大なシュレッダーと思われてた。
あのホーキングも最初はそう思ってた。
でも、計算が合わない。
たとえば
水面に石を投げれば波紋が広がります。
一度発生した「波」は波紋を広げていく。
その波は広がって薄くなり、
やがて見えなくなります。
しかし
「波が起こらなかったこと」にはならない。
オレが今パソコンのキーボード叩いてるのも
アメリカとイスラエルのイラン攻撃も、
カラスが電柱の上にとまったことすらも。
全て世界に「波紋」として残る。
んで、偉い人が計算してみたら、
(ベッケンシュタインとホーキング)
ブラックホールの表面積に
吸い込んだ「波紋」の量と
比例関係があることが分かった。
長い論争の末、
ホーキングは自分の考えが
間違っていた可能性を認めた。
つまり、本みたいに中身に書いてない。
表紙に全部の本文が詰まってる。
つまり、この記録方法は普通じゃない。
2D上に保存されてる3Dデータ。
つまり「ホログラム状」に記録されてんじゃね?
うん。ブラックホールはそうなってるんやね。
で、ここで疑問が残る。
この宇宙全体もそうなってんじゃね?
いや、普通に考えたらそうなるじゃろ。
実際、これが
ホログラフィック宇宙論
と呼ばれる仮説です。
ビックバンで宇宙が生まれたと。
ビリヤードで例えると、ボールがぶつかり
あちこちに飛び散る。
ボールがどこへ飛び散るかは計算可能。
つまり、
宇宙最初の段階で最後まですべて決まってる。
今、オレがキーボード叩いてるのも決まってた。
これが”宇宙の記録”と言えるものかもしれん。
ここまでは昔の物理学者もそう考えてた。
つまり人生に選択肢はない。
ビックバンのときに決まってたと。
(これをラプラスの悪魔といいます)
でも、どっちに転ぶか分からないカオスも起こる。
円すい型のとがった先端。
その、ちょうど真ん中に水を1滴落としたら
どの方向に水は流れていくのか。
計算不能。絶対に分からない。
つまり、確率で決まる未来もあるんです。
これをラプラスの悪魔的に当てはめると、
宇宙が出来た瞬間に、
全てのパターンが出来ていることになる。
これをすでに、宇宙が記録しているとしたら。
ホログラム状に過去も未来も全てのパターンが
すでに出来上がってるとしたら。
つづく…
