龍が飛んでた朝、仙酔島で宮崎駿に出会う。

2025/07/01オルト

少し前のブログに自分は
「アニメ監督みたいなタイプのミュージシャン」

と、書いたんだけど、
ライブ活動を主軸とせずスタジオに引きこもって作品を作り続ける、
というのもあるんだけど、
宮崎駿に憧れてるからってのもあってそんな言い方してる。

 

なんとなくタイプが似てるし、
「こだわり方」「考え抜いて作る」「無駄なものを嫌う」
とか作品を作る姿勢もシンパシー半端ない。

 

すぐ怒る、すぐ泣く、純粋すぎてめんどくさい人。
そんなとこを特番で見たり逸話を聞いてると自分を見せられてるよう。

(言い訳すると、本当に負けたくないことには感情が出るんです。)

 

宮崎駿はアニメって言う「アートかどうか微妙」
な世界で真剣にやってるとこも、
ロックを作ってる自分に置き換えても同じかも。

 

けっしてマニアックではなく、奇をてらわないけど普通のアイデアを嫌う
そうやって自分の王道を切り開いてるとこにも憧れるしシンパシー感じる。

 

宮崎駿のアニメを見てると、いつか見たシーンや設定が色んな作品に見つかる。

これ、自分もあるあるで、気に入ったアイデアは何度も何度も使うんですよね。
あと、ボツになったアイデアは必ず他で使うチャンスを伺ってるのも一緒。

これは付き合い長いメンバーは分かると思うな。

使いまわしじゃん!とか、またこの展開?とか。
あれ、メンバーどう思ってんだろねw

 

実は、一度偶然宮崎駿に出会ったことがある。

 

その日はとんでもない龍雲が出た朝で、
鞆の浦の仙酔島で出会うという奇跡。

カバー写真の一番左の人物だ。
(盗撮、悪いと思ったが後姿だし許せ)

 

近距離で付いて行って何を話してるのか聞いてると

 

「ぼくは建物と会話できるんだ」
「この島がどれだけ不思議な島かって言うと…(以下聞き取れず)」
「(亀島の浮かぶ海を見ながら)だからぼくはここで絵を描いたんだ」

 

話してる内容がテレビ越しの彼よりかなり濃かった。

 

スラーっとしていて、カッコいい。
ものすごく歩くのがゆっくりなんだけど、
老人にはとても見えません。

宮崎駿はめちゃモテる、と聞いたことがあったんだけど、
そういうことか、と思った。カッコいいんだよね。

 

彼のようなめちゃモテる80代目指そう。