
「黒い星-遥かなる水平線-」制作秘話
「黒い星-遥かなる水平線-」
ついに明日、初演です。
このお話は、10年前に制作中に頓挫した、
コンセプトアルバム「黒い星」が元となってます。
お話は全然違うんですが、言いたいことだけ同じ。
コンセプトアルバムの方は、
十数曲の曲群と、ナレーション、SEで作る
録音ものでした。
元の方のストーリーは、人生やり直しもの。
ネットショップ店長のおっさんが死ぬシーンではじまって、
そしたら19歳の自分の部屋に戻ってる。
そこはロックのカンブリア紀ともいえる1990年代。
自分はこれからヒットする音楽の歴史を知っている。
この未来の記憶を使ってロックスターになってやる。
そしてwindows95が発売された。 この日を待っていた。
ネットショップの全知識を使い、
初めてネットを活用するミュージシャンとして
瞬く間にヒットを飛ばし続けロックスターへ、だが、、
というストーリーなんです。
詳しく語った過去ブログはこちら
コンセプトアルバムとしては成就しませんでしたが、
今回、ライブという別の形でも10年たってから実行することが出来るのは嬉しい限りです。
「黒い星-遥かなる水平線-」は4曲で30分のステージ。
ストーリーはイチから作り直しましたが、
言いたいことが10年前の作品とほとんど一緒。
今回作ったのは「夢を旅するおっさん」の物語。
今年に入ってから「ライブハウスをアトラクションにできないか?」
という発想が頭から離れず、この着想になりました。
プロジェクターと照明とインストによるショー、
プロジェクションマッピング、プラネタリウム、
やりたいことは山ほどありましたが、
現実化するために今は全部カット。
ストーリーを短いステージで伝えるために4曲に絞る。
ストーリー作りは、自分を棚卸することから始めました。
自分という人間は、
・ギターを弾いて歌う人
・物語が好き(本、映画、アニメなんでも)
・劇のサントラ作ってる
・旅行が趣味
んで、出来たのが、
弾き語り × 物語 × 旅
主人公が旅するロードムービー的なお話に決定。
そして自分の書いてきた曲をつなげて、
歌詞を物語に添うように書き換えていきました。
足掛け10年劇団にサントラ作ってきて経験で、
妄想したことも着想のひとつとなりました。
劇で音楽の存在は「裏方」なんです。
それ、逆転したらどうなる??
音楽が主役で、劇が裏方だったらどんなステージになるか。
そんな感じで徐々に組み上がって行きました。
さて、今日が最後の稽古です!
明日に備えてまいります。
「黒い星ー遥かなる水平線ー」
水平線の向こうに「本当の自分に戻っていく」
旅に出たおっさんを描いたストーリーのある弾き語り
ぜひぜひ、ご来場頂けましたら幸いです。
全力で準備してますのでぜひご予約ください!
👉こちらからご予約、またはSNSのメッセにて
スタッフを3倍にしてお待ちしておりまーすw
このライブはストーリーのあるライブ。
4曲の歌詞と、語りとSEと小冊子で
ひとつの物語を紡ぎ出します。
今回のライブ、私オルトさんに前売りチケットを
事前予約された方に限り、なんとっ!!
物語を構成する4曲が入ったCDをプレゼントー!
CD-Rじゃございません。プレスしたガチCD。
しかも2枚も。フルアルバムです!
種明かししますと、前身バンド
「クアルテートリプリ」の3rd &6thアルバム
2枚をプレゼントさせて頂きます。
(もちろん未開封新品)
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スタッフを3倍にしてお待ちしておりまーすw
物語
昔、少年だったぼくは、
夜の丘に登って、空に浮かぶ黒い星を探していた。
目には見えない、でも、確かにそこにあるはずの星。
あれから長い時間が過ぎた。
仕事に追われ、家庭を持ち、
いつしか夢のことなんて、忘れたふりをして生きていた。
だけどある夜、ふと気づいた。
心の奥底で、まだあの黒い星を探している自分がいることに。
ぼくはポンコツになった青い車に乗り、
もう一度旅に出ることにした。
水平線の向こうに何があるのかもわからない。
進んでも、進んでも、また水平線が続くだけかもしれない。
それでも、進む。
ぼくらはあの日、
夜の丘で誓ったんだ。
「見えないものを、信じることをやめない」と。
ぼくは今も、
あの黒い星を、
探している。
そんなお話を書いてみました。
ぜひぜひ、初演を目撃ください。
評判良かったらバンドでやるかも?
悪かったらこれが千秋楽www
よろしくお願いいたしますー!