NIRVANA「Smells Like Teen Spirit」無責任ロック談義

2025/04/23オルト

カート・コバーンの言葉を、ふと思い出す。

“I’d rather be hated for who I am, than loved for who I am not.”
偽りの自分を愛されるより、
ありのままの自分を憎まれる方がいい。

もしかしたらカートが最後まで手に入れられなかった願いだったのかも。

 

カートの曲は尋常じゃない展開に奇跡みたいに美しいメロが乗ってて
複雑さとシンプルさを兼ねそなえてて、大好きでした。

ありえないほど崩れそうなコード進行に、
奇跡のように美しいメロディが乗ってて。

 

NIRVANAがまだ無名だった頃、
メタリカのカーク・ハメットが恋人と
ニルヴァーナのライブに通ってたらしい。

メタリカも構造的に近いもの感じますね。

 

NIRVANAの代表曲「Smells Like Teen Spirit」
には、こんな逸話があって。

 

カートの友人、キャスリーン・ハンナが
冗談半分で壁にこう書いた。

 

“Kurt smells like Teen Spirit.”
(カートはティーンスピリットの香りがする)

 

当時、カートの彼女が(ビキニ・キルのメンバーTobi Vail)
「Teen Spirit」っていう10代向けの制汗剤を使っていたらしく、
キャスリーンが言いたかったのは、

「おめえ、ティーンスピリットくせえぞ!」

 

と言いたかっただけなのに、カートは勝手に

「お前は、十代のヤバい匂いがするぜ…」
ってカートはカッコいい感じの方にとらえちゃってw

 

恥ずかしい勘違いが分かったのはヒット後だったとか。
(なかったとかw)

 

当時ロック好き同志でそんな無責任ロック談義に花を咲かせてましたわー。

それすら勝手に作られた偽りのカート像なんだけどね。

自分らしく生きることの難しさってありますよね。