
青い車に乗って長い旅に出よう【セルフライナーノーツ】
実は今、右肩から腕にかけて激痛の日々です。
ギターも弾けないし、マウスも持てない。
6月28日のホールライブの宣伝もあって、
5月18日(日)には山陽小野田市の大津屋で
ものすごく久しぶりのソロライブが決まってるんですが、
練習を始めようにも、痛みがひどくて
選曲すらやる気になれない日々。
かくして、貴重な日々がどんどん過ぎていきます。
でも、まぁ…人生ってそういうもんですよね。
そんな中で思い出した曲があります。
20代後半に作ったジャズブルース、
タイトルは──
「青い車に乗って長い旅に出よう」
当時乗ってたポンコツのイタリア車。
あまりに壊れまくるので作った曲。
色んなとこに行ったな。
今のポンコツな自分の状況に、
なんだかぴったりかもしれません。
ちょっとぜひ、聴いてみてください。
なかなかええ曲です(自画自賛)
学校で先生が人生を「進路」とか「レール」という言い方で、まるで線路の上を走る電車のように例えてた。
中学卒業の時に担任の先生が言ったのをなぜかよく覚えてる。
でも実際に社会に出てみると、電車に乗ってたつもりなのに、違ってた。
会社を辞めたとき。何もかも止まってしまったあの夏。
人生は本当は恐いくらい自由にがそこにあることに気が付いたあの夏。
自ら走り出さなけりゃ、何も起こらない。
走ったら走ったで、事故るかもしれないし、故障もする。
どの道を選ぶのも自由だし、どこへ行くのも自由。
止まってたっていい。
先生、違うじゃん。人生って線路じゃなかったよ。ドライブだったんだ。
突然の故障に止まってしまった4月。
昔キラキラしてた青い車は今、サビついて、いつ止まるか分かんない。
まさにポンコツ。このポンコツでのドライブはこれから大変そうだ。
まるでこの曲みたい。
でもいいこともあります。
まだ私が新車みたいだったころ、ちょっと汚れたとか、キズが付いた、
とかでもの凄く不幸を感じてたんだけど
いつ止まるか分かんないポンコツだと、動くだけでもシアワセを感じれます。
前は100点が普通だったから、何か問題があると全部マイナスって感じだったけど
今は、動かない所がスタートラインなので、動くだけでも幸せ。
全部プラスに感じれちゃうんですよね。
人生というドライブを楽しみましょう。行けるとこまで。