
チーム内の対立をどうするか
バンドでも会社でも、チームで何かを成し遂げようとすると、必ず「考え方ややり方の違う人」と出会います。
私自身、長年バンドや会社運営を手探りでやってきて、
チーム内の対立で悩んできました。いまも悩んでますが、
その中で見えてきた自分なりの答えがあります。
相手の弱点が、自分の得意分野
「自分と正反対」同士は互いの弱点が見えるので非難しやすいし非難されやすい。
自分の得意分野を使って相手の苦手分野を攻撃するので、「的確に痛いところを突ける」。
互いに逆ギレ→ドツボへ。
よくあるのが、「アイデアマン」と「現実派」の組み合わせ。
- アイデアマン:発想力が豊かで、新しいことをどんどん思いつく。でも、細かい作業や計画は苦手。
- 現実派:きっちり計画を立て、確実に物事を進めるのが得意。でも、自由な発想は苦手。
この2人が出会うと、お互いのやり方が気になってしまう。
アイデアマンは、「そんな細かいこと気にせず、まずやってみようよ!」と思う。
現実派は、「ちゃんと計画しないと、後で困るでしょ!」と思う。
すると、
→ 対立しやすい。
でも、ちょっと視点を変えてみてください。
アイデアマンの苦手な「計画・実行」は、現実派が得意。 現実派の苦手な「新しい発想」は、アイデアマンが得意。
つまり、 お互いの弱点を補い合える最強コンビになれる ということ。
私、創業社長だからかアイデアマン派の方で、実現していない壮大な計画が頭の中に山のようにありますw
壮大過ぎて畳み切れない大量にある大風呂敷を隣で畳んでくれる「現実派」型の人材がいると助かります。
「苦手な部分」を責めない
相手の苦手な部分は、自分の得意な部分。
だからこそ、「なんでそんなこともできないの?」と思ってしまいがち。
でも、それを責めると、ただの対立になってしまう。
「自分がカバーすればいいんだ」と考えれば、 イライラは激減 します。
逆に、自分が苦手なことを相手に任せるときは、感謝の気持ちを忘れずいきたいものです。自戒、自戒。
「相手の視点」で考えてみる
アイデアマンは、「現実派がいなかったら、何も実現しない」と考えてみる。
現実派は、「アイデアマンがいなかったら、新しいことが生まれない」と考えてみる。
そうすると、「お互いに必要な存在なんだな」と実感できる。
仲間を大切に
結局ひとりで出来ることは限られているので、
「関係性の質」がすべての前提になると思います。
空気が良いと、的確に補い合える関係になる。
相手の得意分野に助けてもらって感謝する。
イラっとしても、嫌みを言わない。
不安があっても、攻撃しない。
・・・・私できてませんけど・・・
発作的に部下に指摘し「またやってしまった」反省している毎日です。すいません。
結局のところ「ギスギス対策」がバンドも会社も一番重要なのかと。
人はみんな不完全で偏っているもの。
不完全で偏った自分も相手を認め、「正しさ」を手放す。
自分の偏りを許す。相手の偏りを許す。偏りをお互いに許し合って、その上でどうするかを考える。
そうすることでバンドも続くし、バンド全体の「器」も大きくなっていくのではないかなあ。