チーム内の対立をどうするか

2025/03/18オルト

バンドでも会社でも、チームで何かを成し遂げようとすると、必ず「考え方ややり方の違う人」と出会います。

 

私自身、長年バンドや会社運営を手探りでやってきて、
チーム内の対立で悩んできました。いまも悩んでますが、
その中で見えてきた自分なりの答えがあります。

 

 

相手の弱点が、自分の得意分野

 

「自分と正反対」同士は互いの弱点が見えるので非難しやすいし非難されやすい。
自分の得意分野を使って相手の苦手分野を攻撃するので、「的確に痛いところを突ける」。
互いに逆ギレ→ドツボへ。

 

よくあるのが、「アイデアマン」と「現実派」の組み合わせ。

 

  • アイデアマン:発想力が豊かで、新しいことをどんどん思いつく。でも、細かい作業や計画は苦手。
  • 現実派:きっちり計画を立て、確実に物事を進めるのが得意。でも、自由な発想は苦手。

 

この2人が出会うと、お互いのやり方が気になってしまう。

 

アイデアマンは、「そんな細かいこと気にせず、まずやってみようよ!」と思う。
現実派は、「ちゃんと計画しないと、後で困るでしょ!」と思う。

 

すると、

対立しやすい

 

でも、ちょっと視点を変えてみてください。

アイデアマンの苦手な「計画・実行」は、現実派が得意。 現実派の苦手な「新しい発想」は、アイデアマンが得意。

 

つまり、 お互いの弱点を補い合える最強コンビになれる ということ。

 

私、創業社長だからかアイデアマン派の方で、実現していない壮大な計画が頭の中に山のようにありますw
壮大過ぎて畳み切れない大量にある大風呂敷を隣で畳んでくれる「現実派」型の人材がいると助かります。

 

 

「苦手な部分」を責めない

 

相手の苦手な部分は、自分の得意な部分。

だからこそ、「なんでそんなこともできないの?」と思ってしまいがち。
でも、それを責めると、ただの対立になってしまう。

「自分がカバーすればいいんだ」と考えれば、 イライラは激減 します。

逆に、自分が苦手なことを相手に任せるときは、感謝の気持ちを忘れずいきたいものです。自戒、自戒。

 

 

「相手の視点」で考えてみる

 

アイデアマンは、「現実派がいなかったら、何も実現しない」と考えてみる。
現実派は、「アイデアマンがいなかったら、新しいことが生まれない」と考えてみる。

そうすると、「お互いに必要な存在なんだな」と実感できる。

 

 

仲間を大切に

 

結局ひとりで出来ることは限られているので、
「関係性の質」がすべての前提になると思います。

空気が良いと、的確に補い合える関係になる。
相手の得意分野に助けてもらって感謝する。

 

イラっとしても、嫌みを言わない。
不安があっても、攻撃しない。

・・・・私できてませんけど・・・

発作的に部下に指摘し「またやってしまった」反省している毎日です。すいません。

 

結局のところ「ギスギス対策」がバンドも会社も一番重要なのかと。

 

人はみんな不完全で偏っているもの。
不完全で偏った自分も相手を認め、「正しさ」を手放す。

 

自分の偏りを許す。相手の偏りを許す。偏りをお互いに許し合って、その上でどうするかを考える。

そうすることでバンドも続くし、バンド全体の「器」も大きくなっていくのではないかなあ。