チャリティーコンサートの意義

2025/03/10オルト

初めての演奏会の企画をしたのは2012年。
東日本大震災が起こった1年後の3月10日でした。

 

ザ・モール周南にてのチャリティーコンサート。
東日本大震災復興イベントのひとつとして
なぜか私にお声がかかり。

 

私が企画したイベントは、震災の写真パネル展に
音楽を添えさせて頂くということで。

 

とはいっても私自身は演奏しませんでした。
震災直後のあの時は日本全体が落ち込んでて。

ようやく自粛モードが終わりかけていた状況。
そういう状況にふさわしい音楽を、と思い、
クラッシック五重奏&写真パネル展を企画。

 

2012年初頭は下松と山口を激しく行き来していたのを昨日のことのように思い出します。

 

 

この写真は朝早くのリハーサルの模様。
テレビ番組「ちぐまや家族」でも放映され、
ラジオでも生放送がありました。

 

 

アイドルグループ「山口活性学園」のライブも。

私の企画ではないけど同時開催で良い感じに盛り上げてくれました。

 

 

彼女らの出演が終わり、ついに五重奏。

 

バタバタしてて写真は残ってないけど、
弦楽五重奏のセットリストは残ってました。

 

G線上のアリア(バッハ)
主よ人の望みの喜びを(バッハ)
ディベルティメントニ長調 第2楽章(モーツアルト)
いつも何度でも(千と千尋の神隠し)
見上げでごらん夜の星を
川の流れのように

 

祈る。未来に。
そんなセットリストだったと思います。

 

ふと聴こえてくる演奏に足を止め、
写真パネルの中でたたずむ方々も多数。

 

 

今回、このためだけに集結していただいた
五重奏の皆様の最高の演奏で、

しゅうなんFMさんの素晴らしい仕事により、
最高の音質で、みなさまにお届けできたと思います。

 

今回は、震災という重いテーマがあったのですが、
もちろん自分もそこに重い思いがあるんです。

 

こういったイベントを興すのって予算使って無駄じゃない?

 

と思う人もいるだろうし、その考えも一理ある。

 

「やる側」になってから自問自答し続けたけど、
聴いて頂いた皆さんの反応を見て思ったことは、

 

人は「忘れない」ためにやるんだろうな、と。

 

今回トランペットよりこさんが企画している、
6月28日のイベントは 令和6年能登半島地震の
チャリティーコンサートとなると聞いてます。

アニングスドラゴンも全面協力体制で臨んでます。

 

何が能登の役に立つのか、
何が私に出来るのか、

 

自問自答しながら準備してまいります。