【再放送】カラオケ

2025/02/07オルト

接待の2次会でカラオケスナックに行った。
見ず知らずの人もいる所でカラオケという異常事態だ。

 

ただカラオケは大好きで、ポケカラや
カラオケボックスでひとりで歌うのが好きだ。

 

なので選曲に気をつかうことなく、
安心して誰も知らないような曲だったり、英語だったり、

歌えるかどうか分からないような難しい曲でも、
うろ覚えの曲でも、音程も歌詞も気にすることもなく実に楽しい。

 

これが裏目った。

 

カラオケスナックで歌える曲が、ない。

マジで、ない。

 

みんなが知ってる曲・・・尾崎豊熱唱とかイタすぎる。
レッドウォーリアーズとか古すぎる。
ヘビメタ間奏長すぎ。スティービーワンダー英語。

 

あわわわ・・・ってなって順番が回ってくるから
あわててスガシカオとオリジナルラブで何とかしのいだ。

いやオリジナルラブなんとかなってない。誰も知らない。
スガシカオもすでに古すぎる。

 

そしてお開きの時間となり最後の曲となった。

 

なんとかした、

 

と安心していたら最後の曲はチャゲアスのヤーヤーヤーだった。
イントロが始まってから「飛鳥をやれ」とマイクが回ってきた。

 

いや、マジで歌えんよ!この曲!サビしか知らんし!
と全力で拒否したのだがホステスさんが
「始まったら誰でも歌える」という。

 

そうか、そんなものかもしれない。
ひとりカラオケでもあんまり知らない曲を入れては
何とかなったりしていたではないか。

 

イントロが終わる寸前に脳内フル回転で歌い出しを思い出す。
あ!「よけいな~♪」だな。もらったあああ!!!

 

と安心したのも束の間、画面表示には全く違う言葉。
メロディは予想のメロと全く違う旋律。

 

店内に流れる歌のないヤーヤーヤーと気まずい空気。

 

あれ??なんかオレが悪いみたいになってないっすか??
だから知らないって言ったじゃん??
ほーら。ほーら。やっぱりこうなった。

あ!ここから分かる!分かります!
ヤァー!ヤァー!ヤァー!
途端に大きくなる声。
そしたらまた知らない箇所がやってくる。

そしてまた声小さくなる。

 

そして会は飛鳥役降板を決定した。
ダミープラグにパイロットを変更。

山口弁ではこういう状況を「いーい」という。

無念でござる。