2024年オルトさん最優秀映画賞【勝手に】PERFECT DAYS

2024/12/25オルト

2024年ふりかえり、ということで。
印象に残った作品を少しばかり語ろうかと。

語るほどには2024年映画見れてないのですが、
Amazonプライムビデオも加えればちょっとは見たかな。

イエスタデイ良かったし、この前見たルックバック
感想書いてるのでリンクよりどぞ。

ゴジラ-1.0もよかったな。

 

いちばん心に残ったのは映画館で観た「PERFECT DAYS」
役所広司さん主演、ヴィムベンダース監督作品。

 

つまり洋画ではあるのですが、日本が舞台で日本語です。
めちゃ美しい佇まい。日本映画では感じない雰囲気。

 

主役の平山さんはひとりで生きていて、
かといって孤独というほどでもなく
社会や町や人と距離を取りながら、ふれあい生きている。

トイレを掃除する仕事を毎日やっている。
プロ意識は高い。

 

1日のルーティン、1週間のルーティンは完璧に決まってて、
絶対に崩さない。

 

だが、日々起こる少しだけ違う日常に、
平山さんの日々は揺れ動きながら進んでいく。

 

そんな男の日々を淡々と追った
まるでドキュメンタリー映画。

 

そんな平山さんを自分みたいだ、と感じました。

私はひとりで生きているわけではないですが、
人との距離の取りかたや、完全に決まっているルーティン、
仕事や快楽との付き合い方、同類です。

 

平山がカセットテープを愛用していることも
何か自分に通じるものを感じました。

 

平山軽バンのカセットから流れてくる
アニマルズ、ヴェルベットアンダーグラウンド、
オーティスレディング、パティスミスなどなど、

 

カッコいいシーンなんだよね。

 

多分みんなもいくらか自分の中に
「平山さん」を持ってるんだろうな。

 

現在Amazonプライムビデオで配信されてると思います。
年内にもう一度見ようと思います。