2024年オルトさん最優秀映画賞【勝手に】PERFECT DAYS
2024年ふりかえり、ということで。
印象に残った作品を少しばかり語ろうかと。
語るほどには2024年映画見れてないのですが、
Amazonプライムビデオも加えればちょっとは見たかな。
イエスタデイ良かったし、この前見たルックバックも
感想書いてるのでリンクよりどぞ。
ゴジラ-1.0もよかったな。
いちばん心に残ったのは映画館で観た「PERFECT DAYS」
役所広司さん主演、ヴィムベンダース監督作品。
つまり洋画ではあるのですが、日本が舞台で日本語です。
めちゃ美しい佇まい。日本映画では感じない雰囲気。
主役の平山さんはひとりで生きていて、
かといって孤独というほどでもなく
社会や町や人と距離を取りながら、ふれあい生きている。
トイレを掃除する仕事を毎日やっている。
プロ意識は高い。
1日のルーティン、1週間のルーティンは完璧に決まってて、
絶対に崩さない。
だが、日々起こる少しだけ違う日常に、
平山さんの日々は揺れ動きながら進んでいく。
そんな男の日々を淡々と追った
まるでドキュメンタリー映画。
そんな平山さんを自分みたいだ、と感じました。
私はひとりで生きているわけではないですが、
人との距離の取りかたや、完全に決まっているルーティン、
仕事や快楽との付き合い方、同類です。
平山がカセットテープを愛用していることも
何か自分に通じるものを感じました。
平山軽バンのカセットから流れてくる
アニマルズ、ヴェルベットアンダーグラウンド、
オーティスレディング、パティスミスなどなど、
カッコいいシーンなんだよね。
多分みんなもいくらか自分の中に
「平山さん」を持ってるんだろうな。
現在Amazonプライムビデオで配信されてると思います。
年内にもう一度見ようと思います。