スティービーワンダー作曲のルール
私、こと「作曲」では一番影響を受けたのはスティービーワンダーかもしれません。
スティービーは作曲の鬼だと思う。そして私の神。
スティービーが私に教えてくれたことは、曲にスジを通すってこと。
彼の作る楽曲はとくに70年代の
トーキングブック、インナーヴィジョンズ、キーオブライフあたりは
メロもコードもぶっ飛んでるんだけど、ギター片手に紐解いていくと美しい完璧な建築が見えてきて。
この人を理解してから、アドリブでやったりバンドでジャムってテキトーに曲をでっちあげるのが好きではなくなったんですよ。
たぶん「曲を作る」ということのハードルが上がったからと思います。
こんなに構築するんだ、、って。
でもスティーヴィー本人は、インタビューで曲を作るときに「未完成の余白」を残すと言ってた。
全てを自分のコントロール下に置くと、自分の予想を超える作品にはならんかららしい。
分かる。
脳内にある曲が100点だとすると、そのまま作ると完成したものが100点を超えることはない。
100点を超えるためには、どうなるか分からない部分を残しとくということ。
全て理詰めで作曲することにも危険を感じてたのかもしれんね。
なんか前に書いたブログみたいな話です。
[AIが作る音楽がもたらす未来について考えてみた]
スティービーはその「未完成の余白」を「神の場所」と呼んでたらしい。
ああ、なんてカッコいいんだスティーヴィーワンダー。
そうそう、私けっこう前ですが「スティーヴィーワンダーに勝つ」
という無謀すぎる目標を掲げて曲を書いたことあります。若気が至りすぎwww
結果、Aメロ、Bメロ、Cメロ すべてテンポが違う曲になっちまった。
ここまで読んで頂いたあなた。これも何かのご縁でござる。
ぜひ聴いて行ってくださいぺこり。