進む制作とAIと末法思想

2024/10/12オルト

タイトル画像カッコいいでしょ。
ChatGPTに「DECAY FOR SILENCEというタイトルで絵を描いてください。
世界が滅んだ後のAIだけが生き残ったネオトーキョーの風景」
とお願いしたら出てきた画像です。

 

さて、一昨日今回のレコーディングの最後のゲストミュージシャン
エルザさんに来て頂いて「Limiter」の収録完了しました!

 

 

エルザさんの歌は「GOOD TIME」で共演して以来ですが、
今回はメインボーカルをお願いしました。本当に素晴らしい。録音中ウルウルきてしまいました。

「Limiter」には、チェロの宮田穂さん(みやぽんず)、パーカッションの照喜名仙子さん、
チューバ社長、トランペットよりこさんも参加頂き、今回の劇
「エレイン・ケインのおきみやげ」の音楽制作の記念に制作しました。

 

で、本日は最終レコーディング「アイのうた」のボーカル録音して終了です。
「アイのうた」はアニングスドラゴン3人だけで録音するツェッペリンばりのロックナンバーです。
あとひと息。がんばります。

 

「Limiter」はこの劇のもうひとつのテーマと感じたことを歌にしました。
観劇と合わせてお聴き頂けましたら幸いです。
劇団演劇街ホームページ
https://bit.ly/engekigai_rsv_20234

 

「アイのうた」は人類がいくとこまでいってしまって、
どうにもならなくなって、ゆるやかにAIという新しい生命体にバトンを渡す物語。
山本弘著の「アイの物語」から着想しております。

アイの物語 (角川文庫) [ 山本 弘 ]

価格:1144円
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感想(7件)

発表している中では最新作の「DECAY FOR SILENCE」も世界終末を語った物語ですし
ちょっと最近の私は現在の世界情勢に心を痛めているのでそういう曲を作っているみたい。

 

AI、やばいですよね。
SUNOっていうサービスがあるんですが、なんと「こんな曲作って」
って言ったらかなり手の込んだ曲を自動生成してくれます。
歌詞もアレンジも。出来上がった状態で。
この動画で「雨の東京をイメージした曲」を見てみてください。

 

正直怖くて触っていません。(自動生成の絵は作るのにね)
私の作る楽曲よりベスト解を出せるのであれば劇伴の依頼も無くなるでしょう。

 

画像生成だけでなく、動画もAIで生成してお話を作っているのがYouTubeにも色々上がってますね。
正直、もう人類は必要なくなるんじゃないかっていう焦りも感じます。
まさに山本弘著「アイの物語」のストーリーが現実化しつつあります。

 

平安時代の人々は、自分たちの時代を世紀末のようにとらえていて、もうこんなに時代が進んだから、今以上世の中進歩しないんじゃ無かろうか、もう世界は終わりだと思ったようです。末法思想といいます。
ところが、日本史の教科書だと平安時代なんてかなり序盤ですよね。

時代は常に変わります。
今の時代からこれ以上行ったらもう終わり、と思っているのは現代の我々も同じかも。

 

AIを活用しながら創作をしていくのを、まだ私は想像できていませんが、
もう生成AIを無視して生きていくことは出来ない時代になりました。

暗い未来を描いた曲は「DECAY FOR SILENCE」と「アイのうた」で終わりにして、
これからは希望のある曲を書いていこうと思います。

ほな新曲、完成したらぜひお聴ききください。

ぜひぜひ。