
【再放送】 香田晋の「宙船」
本日のブログも再放送です。
香田晋という歌手を覚えてらっしゃるでしょうか。引退した演歌歌手です。
たまたまテレビで香田晋が、TOKIOの「宙船」という曲を歌ってたんです。
歌詞の意味が全く変わって聞こえてしまい、今でもYouTubeで映像が残っていないか探しているのですが、
見つけることが出来ません。もう一度聞きたいのに残念すぎです。
歌詞の意味を変えてしまうような表現力を持った歌手というのは凄いですね(良いのか悪いのか)
中森明菜もその一人かもしれません。
KIROROの「長い間」歌詞の意味が全部変わってしまっています。
メンヘラストーカー気質の女の話になっていますのでご確認ください。
以下は香田晋のそんな放送を見てから、彼に他の歌を歌わせたくなり妄想したブログです。
それではここから再放送迷作劇場本編スタートです。
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2017-06-06(08:08)
テレビ番組で、この人がTOKIOの宙船という曲を歌っていたのを見たんですけど
歌の力というか、もの凄い映像感覚というか、歌が彷彿とさせる情景がバーッと広がって
めちゃくちゃ心を打たれた。
頭の中には
波間に今にも沈没しそうな漁船、
必死でロープを引っ張る筋肉、
港で待つ女、
荒れた天候と時化が晴れて、翌朝ぼろぼろの漁船に大漁旗をなびかせ帰ってくる男。
遠くの船に「あんたー!」と叫ぶ女。
そんな情景、映像が、強烈に脳内に。
もうコテコテな演歌になってしまっていて、
メロディや歌詞は一緒なんだけど全く違う曲になってた。
すごい歌手だなあ、と思った。多分この風景しか表現できないタイプのボーカリストだろうけど凄い説得力。
中島みゆきの書いた歌詞の意味を一文字も変えることなく全く違った意味にしてしまった。(良いのか悪いのか)
自分も人前で歌うので自分はボーカリストとしてどうなんだと考える。
ボーカルを始めた理由はボーカルがいなかったという消極的な動機なので
どうしても自分のボーカルスタイルというのが分からない。
説得力をもつ歌を歌いたい。自分が歌に求めているのは、表現力というか映像感覚を持てる歌だと思う。
だから香田晋の歌に衝撃を受けた。歌詞がこの人にハマったら凄いことになるに違いない。
彼は今は福岡で店やってるらしい。良い歌手なのにもったいないよね。
香田晋には、他の曲も違う意味に変えていってほしい。そんなアルバムあったら買う。
XJAPANの紅はヤクザの鉄砲玉が撃たれて血に染まる話に。
ブルーハーツのリンダリンダはチンピラとリンダというあざなの女の話に。
最後は尾崎豊のぼくがぼくであるためにを歌ってほしい。
「この街」という歌詞は博多の町に聞こえることだろう。
インディでカバーアルバム出しませんか、と声掛けに行きたい。
成功したらJOYSOUNDに営業をかけ、各曲の香田晋バージョンを本人映像でリリースしたいと思います。