俺たちはハードロックバンドだ
スタジオでメンバーと、来月末のワンマンライブの
セットリストどうしよっか、って話をしてて。
自分らハードロックバンドやから、2曲目は一番うるさい曲やろ、
って言ったら、メンバーにジャンルの言い方おかしいって言われてw
10代最後の冬に、レッドツェッペリンに出会った。
「ガーン」と頭を殴られたみたいな衝撃で、そこから人生の全部がツェッペリンになって。
もう一度そのラーメンが食べたくて同じ店に通いまくる人みたいに
他にも無いのか、って探し回って色んなバンドに殴られつづけて。
ロスロボス、ジミヘンドリクス、ジェイムズブラウン、
ジョアンジルベルト、スティービーワンダー、セルジオメンデス、
って「ガーン」って殴られて涙が出てくる出会いを探し続けて、
そのガーンと来させてくれる店に通い続けるラーメンジャンキーみたいに
レコードショップに通い続けた。
ガーンと来させる音楽のことをどうしても「ハードロック」って思っちゃう。
これは理屈じゃない。全然理由も分かんない。
ラーメン好きがラーメン屋さんを開くみたいに、自分でも曲作るようになって。
絶対に「ガーン」ってくるハードロックバンドをやりたい!って思うようになって
自分で曲を作ってバンドをやるようになった。
もちろん「言葉が違う」ことは分かってるし、音楽ジャンルが色々あることは知ってる。
でも、一緒にラーメン作ってるメンバーにだけは、この感覚を分かって欲しい
って思って、正直に自分の中の言葉を使ってる。
私らの曲はラテンとかジャズとかレゲェとかに影響されてる曲もあるけど、
自分のアタマを「ガーン」って殴るような音じゃないとダメなんだ。
それは音のデカさとかギターの歪みとかの話じゃないんです。
ベルリオーズだって、金子みすゞだって、尾崎豊だって、アートリンゼイだって、
全部私の中ではハードロックだ。
訳わかんないねw
暑いからかな~